半径5メートルの価値観を捨てる
至人は自分にこだわらない
神人は功績にとらわれない
聖人は名誉に関心を示さない
これ、SNS全盛の世に生きるぼくたちとは真反対だよね。フォロワー数、再生回数、インフルエンサーとして商品売りまくる・・・・
固執するものが違ってる。人間の生の本質とは逆に向かってる。
だからしんどい。生きづらさの根っこ。
同じく莊子から、和訳で引用します。
「もっと!」「もっと!」というのは主にアメリカンな価値観であり、いま、アメリカ経済はボロボロだ。幸福度も低い。
アタマが威張ってしまう。身体がついていけない。病気の多くはこれが原因だと思う。
ではどうすればいいか。
とらわれない。
もとめない。
莊子「夢で胡蝶となる」話にあるように、夢が現実であり、現実が夢なのだ。
自分の半径5メートルの価値観を捨てる。とらわれない。
そして、半径5メートルの価値観をものさしとして、何かをもとめない。
そんなことすると、小さくなってしまうばかりではないか、と思うかもしれないけど、それが逆です。大空に舞い上がる大鵬のように、小さな価値観にとらわれず、新しい世界へと飛翔することができるようになる。
ぼくはそう思ってます。新しいことを、次々やるのもいいね。新しいこと、というのは、過去の知識では測定できないから。
ぼくがいま、NPO法人立ち上げに夢中なのも、とにかく勝手がわからないから。だから面白い。だからやってます。