儲かりグセと赤字グセ
どうも商売には「儲かりグセ」と「赤字グセ」があるようだ
儲かってる人は、なぜかずっと儲かってる。
ピーピー言ってる人は年中、いつ会ってもピーピー言ってる。
なんでこうなるんだろう?
赤字でピーピー言ってる人は
「いまのやり方を、もっとちゃんとやれば儲かるようになる」
と思ってる。
だから勉強量を増やしたり、労働時間を増やしたり、新商品開発したりする。ところがうまくいかない。ことごとく。
半沢直樹がリストラされる
ぼくたち商人(あきんど)は、「無常」から学ぶために商売やってる。
無常というのは、「いつも動いてる」「止まってない」。
いつも動いているのに対して知恵を働かせるから、学びになる。
AIテクノロジーは銀行融資担当者の仕事をたぶん明日にでも無くす。
すると半沢直樹は失業する。
銀行マンが「安定してて、高収入を保証する職業」というのも終わった。
無常。
銀行という業界は、かつては儲かりグセがついていたけど、これからは赤字グセになっちゃうかもしれない。お金を扱う商売なのに、赤字グセって、残念だけど、これも無常。
赤字グセの人が何をやっても赤字グセから脱却できない理由は
「昨日の前提をもとに、勉強量を増やしたり、労働時間を増やしたり、新商品開発したりする」から。
赤字グセの人が、違う商売へと土俵をちょっとずらしただけで、儲かりグセへと転換できた事例は多い。ぼくの周囲にもいる。
儲かりグセの人は、常に新しいことを始めてる。
発想が無常なんだ。
商売やってると、常じゃないことが起こる。そこから学ぶ。
コロナが襲ったのも常じゃないことだよね?
このとき、儲かりグセの人はチャンスだと考える。
お客さんとの出会いの方法を新しく開発したり、リアルが無理ならオンラインで絆を深める工夫をしたりする。
JOYWOWは声の雑誌VOICEを始めた。
このnoteも新しい人との出会いのきっかけを願って始めてる。
コミュニティ、新しく4つ立ち上げた。
赤字グセの人は屈んで、早く過ぎ去ってくれたらいいのに、と願うだけ。
だからせっかく与えてもらった学ぶ機会を活かせないまま。
「わかった。じゃ、どうやったら儲かりグセがつくの?」
思いつくまま、書いてみるね。
儲かりグセのクセ
クセその1:「自分は儲かりグセだ」と思い込む(笑)
思い込みの力って、すごいよ。ぼくはこれだけで21年間やってきた。
クセその2:出るは倍速、入るは倍遅
資金繰り。出ていくお金は予定の2倍で速く出ていってしまう。
入金は予定の2倍遅い・・・そう読んで資金繰り計画しよう。
たとえば建築の仕事だったら、職方への支払いは毎月キャッシュで出ていく。でも、入金は〆てから翌月か翌々月だったりする。出るのと入るのに時差がある。資金繰りで厳しいのはこのタイムラグだ。
ここを「甘め」に読んでると、しんどくなるし、資金繰り回転が結構「赤字グセ」と「儲かりグセ」の体質を決定づけていくことが多いので、要注意。
クセその3:口にする言葉を美しくする
ドブネズミみたいに写真にうつらない美しさもある。
だから必ずしも「きれい」「整っている」だけが美しいわけではない。
でも、口にする言葉で現実はできている。美しい言葉で自分の周囲の空気を作っていくと、どう転んでも美しい現実しか生まれない。
クセその4:キャッシュベースで考える
キャッシュレス社会だけど、商いって、「キャッシュを増やすゲーム」。これは変わらない。だから、会社の銀行口座にどれだけのキャッシュを増やせるか、という視点でずっと数字を見る。考える。毎日。これやってるだけで、全然違うよ。
クセその5:とにかく自分が楽しむ
楽しむために商売やってるんだから、自分の中にJOY+WOW+LOVE and FUNが生まれないなら、やめたほうがいい。
「いま、楽しんでる?」をしょっちゅう、自分に問いかけてみよう。
人生、あっという間。無駄な時間はないのだから。
Enjoy!