ひたすら、新しいことをやる。
シングルマザーと企業の橋渡しをミッションとするNPO法人JW-UP(ジョイワウアップ)。
よちよち歩きを始めたばかりなのだけど、かなり忙しい。本業のJOYWOWが左うちわなら「道楽」として遊びでいいのだが、そうでもないので、「こんな1円にもならないことに時間を使っていいのか?」感があった。
思えば、学校出てからずっと、ぼくは何かを売ってきた。旭化成時代はヘーベルを、独立起業してからはサービスを。
ところが、JW-UPは「収益事業をやらない」と決めているので、売ってはならない(笑)。売らずに、成果を出す。これはこれで脳の違う部分を刺激して知恵出さねばならず、面白い。
そんな中、人工生命(Artificial Life=ALIFE)体の面白い実験結果を知った。
結論から言うと、
「創造性は、ひたすら新しいことを習慣行動化することで生まれる」。
ルンバみたいなロボットをイメージして欲しい。迷路をクリアするゴールを課題にする。当然、「迷路を出る」ゴールのために、試行錯誤する。
これは仕事でも同じだよね? 営業が、「今期の売上2,000万円」と目標設定した。達成のために試行錯誤する。
ロボット実験でわかったことは、「簡単な迷路の場合は目標設定方式が有効だが、複雑化すればするほど、うまくいかない」。
KPIとか、目標設定に基づく仕事って、当たり前にやってるよね?
ただそれが有効なのは、簡単な問題限定とわかった。
すると、複雑で、難しい問題(迷路)のときはどうする?
ひたすら、新しいことをやる。
それで達成できるんだって。
なぜなら、新しいことは、単純なものから、複雑化していくから。
会社へ行く経路をイメージすると、わかりやすい。
いつもの経路と違うルートを毎日探さなければならない。
徒歩 → バスで最寄り駅まで → 電車 → 会社最寄り駅 → 徒歩 →会社
徒歩 → バスで最寄り駅手前のバス停 → 徒歩 → 電車 → 会社最寄り駅1つ向こうへ → 徒歩 → 会社
など、多様に見つかるが、これが365日目となると、むちゃくちゃ難しくなる。
つまり、それだけクリエイティブになる、というわけだ。
何かクリアしたい課題がある → 会議する
これ、ふつう。
何かクリアしたい課題がある → 映画を観に行く
何かクリアしたい課題がある → カツ丼食べる
何かクリアしたい課題がある → 小学校の時片思いだった女の子をSNSで探す
JOYWOWが決して安泰ではないこの時、わざわざ脳の違う部分を使うNPO法人JW-UPに取り組むことって、「新しいこと」だ。
つまり、クリエイティブになれて、何か新しい創造物が生まれるのかもしれない。
シングルマザーの就労にしても、「これまでやったことのない、経験したことのない新しい仕事をやることで、人生がクリエイティブになるよ」と、根拠(人工生命体実験)を持って話すことができる。
面白いねー。
ザ・昭和レトロ部屋。
思えば、これらをただずっと「うまくやる」ことだけを続けていたら、現在はないわけで、「新しいこと」にトライし続けた結果が2022年11月21日につながっている。
新しいこと「だけ」をやりましょう。