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外脳(好きだけに囲まれよう)

石倉敏明さんが「外臓」というコンセプトを提唱されていて、ちょうどいま免疫力の研究しているのでとても役立つ考え方だなあ、と思っていたら「外脳」という言葉が降りてきた。

昨日、歩いていたら出会った。この時、ぼくはこの夕焼け空と「つながった」感覚があった。これは大阪市中央区から見た空だ。

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同じ夕焼けでも、那覇で見るのと、十勝と、八丈島と、隠岐の島ではまるで違うだろう。もちろん、ホノルルでも違う、キプロスでも違う、アテネでも違う。「つながった」としても違う「つながり」になる。違うつながりが、違う発想を生み出すんじゃないか?

ぼくたちは自分の脳で考えている(プラス、正確には、潜在意識地下2階)。しかし、その脳というのは、実は自分がつながっている外部にも深く影響されている。

自分の外側にある脳を「外脳」というなら、それは、自然環境、ふだん目にするニュース、ドラマや映画、ゲームなどのエンタテイメント、小説、家族との対話、学校や職場での対話、所属コミュニティでの「常識」などが形成する「目には見えないが、確実に存在する外部の脳」だ。

これらが「当たり前」を形成する。ならば、外脳も、自分の都合の良いように、プラスにつながるように、意識的に取捨選択する必要があるんじゃないか? もっと細かくいうと、愛用している器、好きな部屋のレイアウト、暮らす仲間、ペット、採光、家具、音楽たちも外脳になる。

ぼくがやっていること;日本の新聞はかつての「大本営発表」みたいになってしまっているから、読まない。「外からの視点」を手に入れるため、The Economistを購読している。ほか、韓国語、フランス語、ドイツ語もなんとかできるので、それらのニュースも目にするようにしよう(これから)。

会社の風土って、あるよね? それは十分、そこで働くひとの外脳になる。くらーい会社はくらーい外脳として、社員のものの見方・考え方に影響する。業績は社員の潜在意識地下2階が決める。マイナスで埋まった地下2階が楽しい新商品を生み出せるわけがない。その点で、多くの大企業はこれからますますしんどくなると思う。賢い人は多いかもしれないけど、愉快で楽しく明るい人は少なくて、「賢くて、暗い」外脳ばかりだから。

好きな器、好きな採光、好きな香り、好きな音楽、好きな家具、好きな楽器、好きなペット、好きな人・・・・自分の周囲には「好き」ばかりを集めよう。「ねばならない」・・・たとえば、読まねばならないビジネス書とか・・・は捨ててしまおう。好きだけに囲まれよう。外脳が、幸せ運んでくれる。そう思う。

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