100万人が振り向いても、たった1人に届かない
「たった1人を確実に振り向かせると、100万人に届く」というメッセージを本にしたのが2012年。この本は伊勢神宮内宮さんに奉納した。おかげでよく売れましたが100万人には届いてない(笑)。
お伊勢さんの力を借りながら100万人に届いていない理由は「足りない」からだとずっと思ってた。何が足りないか。ようやくわかった。降りてきた。
出版時2012年後の社会の流れで、ぼくたちの世界はどんどんスモールワールドへと小さく、ちいさくなっている。
小さくなると、情報が限定される。にもかかわらず、情報はあふれ、ぼくたちを埋(うず)めていくパラドックスが生まれる。するとどうなるか。
「空腹は最高のソース」というフレーズがあるように、情報も、「無い」ことが最高に届く環境になる。
逆説的になるが、「知られていないことこそが武器」になる。
BTSの新曲? そう。まあ、あとで聞くわ。
ヒゲダン(Official髭男dism)の新曲? どんなだろう・・・どうせどこかで耳にするでしょ。
あいみょんがドラマのテーマソング? あ、そうなんだ。何かの「ついで」に聞けるから。
NiziUが新曲出した? あとでYou Tube観るね。
BTS、ヒゲダン、あいみょん、NiziUいずれも100万人が振り向いてる。
でも。
たった1人に届いてない。
「100万人が振り向いても、たった1人に届かない」のが、現在の環境なんだ。
さて、こんな環境で、マーケティングをどう設計するか。いまぼくが書けるのはここまで。研究中なので。いずれまとまったら、何かの形でご報告しますね。