ちゃんと言葉にして伝える
Medium(ミーディアム、メディアの語源)はスピリッツを呼び出し、対話する場を出現させる能力のある人。体験した。Hさん。
ぼくをいつもサポートしてくれているのは賢者。魂がとても古く、仙人に近い人間らしい。日本人ではない。賢者とはダイレクトにつながっている。「直観」は賢者からのメッセージ。それでも判断に自信のないときはいつも持ち歩いているコイン(Dime)を振って、イエスなら人の顔が出る、という約束をした。このコインは、独立して、ニューヨークで起業し、初めて稼いだお金の記念としてずっと持っている10セント。
もう1人「阪本さんにとても愛おしさを感じる女性がいらっしゃいます。まるで小さな子どものように思っていらっしゃいます」母だ。
母は 「言葉がない」「胸がいっぱい」「啓一にはがまんさせた」と言っているという。
ぼく「がまんなんかしてない、感謝しかないよ」
Hさん「・・・阪本さん、ご兄弟おられますか?」
「いません。あ。それは『おにいちゃん』のことだと思います。当時住んでいた文化住宅向かいの棟が独身寮で、そこにいた人がうちに住み着いたんです。おにいちゃん、と呼んでました」
小さいときは小さいときなりに、大きくなってからは大きくなってからなりに、がまんさせた・・・母はそれをあやまりたかったという。あやまる必要なんてないよ。本当に。感謝しかないから。
「おかあちゃんはずっと水拭き掃除してた。狭いせまい文化住宅、3畳6畳をひまさえあれば磨いてた。自分の家でもないのに。借家なのに。その姿がおかあちゃんやった」
母は、その姿を覚えていてくれたことに泣いているという。
そして、ちゃんと言葉にできなかったことを今日言葉にして話せたことで胸のつかえがおりたという。
「お供えとか、お墓参りとか、ぜーーーーーんぜん気にしなくていいから。いま、生きることに集中しなさい。私はこうみえて、こっちでやることが多くて、忙しいし(笑)」
ぼくしか知らない母の話し言葉のクセもそのままで、懐かしかった。嬉しかった。
そして、思った。
生きてるうちに、ちゃんと言葉にして伝えるって、ほんと大事だなあと。母から、学びました。ありがとう。おかあちゃん。