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気づく力の鍛え方
商いはタラちゃんで決まる。
タラちゃんのために必要なのは気づく力だ。
ぼくは独立以来21年、気づく力だけでやってきた。
気づく力は後天的に鍛えられる。
一言でいうと、「感性」なんだけど、感性って、車両感覚で決まる。
今朝、歩いてたら、タバコのにおいがした。
前方歩くおっさんが歩きタバコしてる。
おっさん、後方20メートル圏内の人にも自分の吐いた煙の届くことがわからない。わからないから、吸ってる。自分のためだけに。てか、そもそもコロナのこのご時世、歩きタバコはないなあ。
会社員だが、彼の仕事力大したことないというのがこれだけでわかる。
会社員は会社の中という狭い宇宙空間の中だけが車両感覚であり、
中小企業経営者も、自分の狭い仲間の宇宙空間だけが車両感覚。
だいたいおっさんのほうが車両感覚弱い。
気づかない。おそろしいくらい。奥さんがイラッとするのはこの点だろう。
龍華軒が繁盛してるのはママ(写真左から3人め)の感性、気配りだ。
ママの車両感覚は店内いっぱいに広がってるし、玄関外にまで届いてる。だからUberEatsドライバーを待たせることがないし、新規のお客さんを逃すこともない。もちろん常連さんへのケアは「おもてなしの教科書」になるほど最高だ。
では、車両感覚をどう鍛えればいいのか。
文学を読む、音楽を聴く、絵を見る・・・アートに触れる。
人間、現実は整えてる。都合の良いようにしか見ない。快適にしてる。
ところが、無意識ゾーンには「無かった」「見なかった」ことにした、「都合の悪いこと」などのカオスがごっちゃごちゃになって入ってる。夢に出てくるのはこのカオス。
「そんな夢みたいなことばかり言ってないで、ちゃんと現実を見ろ!」というのはおっさんの好きなセリフだが、これ、180度間違ってる。反対だ。
夢が現実であり、現実は夢。
アートは、その、「カオス」を浮き彫りにしてくれる。
一般的なビジネススクールでは「論理的思考」などはあるけど、アートの授業はない。つまり、「都合良く整えられた現実取り扱いマニュアル」であり、実際には使えない。
でも、これからタラちゃんしていくにあたって、一番大事なのはアートだ。
無意識への敬意、人間のだらしなさ、人間の汚さ・・・
これらを学ぶには、アートに触れるのが一番。
もちろん、精神分析関係の本も面白いし、勉強になる。
中でもフロイトは科学ではなく、文学として読むほうが楽しい。
『夢判断』は理論の部分はすっ飛ばして、事例だけ読めばいい。
ぼくは「人間科学部」出身で、商学でも経済学でもない。
「だからこそ」新しいマーケティングを着想できているんだと思う。
アートに触れようね!! 特におっさんたち!(笑)