AI研究・開発はやめるにやめれない?

ChatGPTが公開された頃だったか、ChatGPTからの返答は、人間とは思えない速さだったが、内容、言葉遣いは人間と区別がつかない自然なもので、まるでこちらからの質問を理解しているかのようだったが、「実は理解しているわけではない」と聞いた記憶がある。

以前、孫会長が「30年後にはAIが人間を超える時が来る」と言っておられたように思うが、先日、「Softbank World  2024」をYoutubeで見た時、「10年以内に超えると思う」と言っておられた。AIの進化が加速している。今の時点で、AIが理解を始めるのは想定範囲だろうか?

知能だけでなく、知性でもAIが人間を完全に追い越す日が10年以内にやってくると思っているとのことですが、どんな人格(人でないので"人格"では表現がおかしいのかも知れませんが)に育ってくれるかを完璧にコントロールできるのだろうか? 人間でも多重人格者は存在する。

昨年だったが、AIに質問する時に、あるキーワードを使うと、AIの隠れた邪悪な人格が現れ、返答内容もガラッと変わることを実証してくれているTV番組があった。また、マイクロソフトのAI「テイ」は差別発言を連発してインターネットから切り離された。

なんだか人間の理解を超えたレベルに進化してそうで、将来が心配になる。
「AIが暴走したら電源を抜けばいい」とはいえ、IOT技術があるので、AIが感情や意志を持てば、自分で電源を確保するかも知れない。

「優れた者が自分より劣る者に従う」という構図はありうるのだろうか?いかにして「人間を超越したAIが人間を敬い、愛する」ことができるようにAIを教育するかに委ねられている。

とにかく、ここまで来ると、AIの研究・開発を止めるわけにはいかない。
核兵器と同じで、持っていれば抑止力になる。半世紀以上前には、日本は半導体で世界をリードしていた。デジタル庁なんて言ってる場合ではない。
熊本にTSMC、北海道にラピダス。これを機に今度は日本がAIで世界をリードして欲しい。

東京五輪の開会式でもAIを使った大量ドローンの空中ショーがあったと思うが、大量のドローンが連隊を組んで攻めてきたなら、応戦にAIが必要になる。国同士がAIを駆使して、将棋のように、先を読んで頭脳vs頭脳が見えないところで対戦して、戦闘機がロックオンするが如く、武器を使う前に勝負が決まる時代もくるのだろうか?

人間界と同じで、悪人は逮捕して拘束、禁固刑的な、AIの取り締まり機関がいずれ必要になるのだろうか?


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KJ N
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