出かける場所はそこだけだ
2023年秋口。
「今年は暖冬です。」
そんな予報が出た。
蓋を開ければそんなことはなく。
きっちりしっかり寒かったし、ドカ雪加減は4年前の冬を思い出させたし、なんなら排雪の悪さはここ5年ぐらいでワースト1だった。体感で。
2023年はそれほどでもなかったけれど、年明け2024年の雪の振り方は底意地が悪かった。除雪排雪が終わった側からゴンスカゴンスカ降って、あ、これ、あれや。シーシュポスや。そりゃ無理や。って思ったし、こんなんされたらメゲるわ。とも思った。てか、メゲた。
例年3月ともなれば春を感じるこの地でも、これはもう一雪降んじゃね?と思ったら、案の定、実際3月も折り返したあたりで、ドカ雪降った。何でやねん。3月だっちゅうの。
4月になったら、明らかに空気が春だった。積雪時にしこたま撒いた滑り止め剤なのか、明らかになんらかのアレルギー症状を引き起こしている。スパイクタイヤが原因の粉塵には及ばないが、これはこれで若干の公害じゃね?という個人的な意見はさておいて。
積雪時はハンドルを握らないのが世のため人のため、車のため。そのぐらいの運転技術しかない自覚があり、冬場の運転は差し控えていた。車がない事情もあったけれど。
納車の目処がたち、いきなり新車の運転をするには不安があるから、休日は運転の練習のためにカーシェアを使っている。
ところが困ったことに行き場所が思いつかない。
春めいたとはいえ、長距離を走るには不安定な道路事情。この地は一冬越えると路面状況が悪化する。融雪剤として使われる塩カルと除排雪時にショベルカーで雪から氷までこそげとる影響か、車道が穴ボコだらけになる。
日当たりの悪いところは路面の凍結はないにせよ雪山がないわけでもなく、視界は良好とはいい難い。
そうなると行ける場所は限られるわけで、どうしてもシアトル発祥の緑の看板が目印のコーヒーショップに行きがち。ほどよく郊外で、駐車場もあり、本を読んだり、ネットサーフィンをしたり。自分が好きなものを存分に楽しめる空間だ。
こないだの休日も、カーシェアで車を調達し、馴染みのコーヒーショップに行ったらあいにくの満席でもう少し離れたところにあるショップに行った。
読みかけの本を読んだり、パソコンで調べものをしたり。無料Wi-Fiありがたいっす。とか、充電器忘れて、携帯の充電が極貧だ。とか、小二時間ほど滞在して、充実した午前を過ごしたもんだと悦に入って、駐車場の精算ボタンを押したら駐車料金2,500円が表示されましたとさ。
そんなわけで、休日のすごし方は車の運転の練習がてらコーヒーショップに行って、本読んだりパソコンいじったりするKJでした。
しかし、駐車料金2,500円にはビビったわ。
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