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法人設立ワンストップサービスやってみた

行かなくていいなんて楽ちん・・・なはず

法人を設立する際は、税務署・県税事務所・市役所なんかにそれぞれ提出物があるのですが、それをネット経由でまとめてできる「法人設立ワンストップサービス」なるものがあるんですね。デジタル庁がやってるみたいです。

市役所ならまだしも、税務署や県税事務所なんかは市区町村をまたがって設置されているので、場所によっては行くだけで1時間以上かかるなんてこともあり得る。それを、わざわざ出向かずに提出できるってかなり助かる!ってなると思うんですが、まあこれが一クセも二クセもある代物でした。。。

「かんたん問診」で出鼻をくじかれる

まず「かんたん問診」というQAで自社に必要な申請書類を判定できるのですが、これが全然簡単ではない。たとえば以下。

法人設立ワンストップサービス サイトから抜粋

こんなQに対して自社が必要であれば「はい」、必要なければ「いいえ」を選択する形になるのですが、そもそも日本語の意味がわからないという人が多いと思う。
こんなQAが結構続きます。


次はこんなの。

法人設立ワンストップサービス サイトから抜粋

これはおそらく「消費税課税事業者選択届出書」のことで、書いてあることに間違いはないですが、何も知識がない人は消費税の還付を受けられるなら「はい」の方がいいじゃんと単純に考えると思います。実はそう簡単なものでもないのですが・・・
そもそも書類名が記載されていないので、知らぬ間に「消費税課税事業者選択届出書」を提出していたなんてこともありえる気がする。インボイスも絡むとさらにややこしい・・・

途中で変えられない・・・

自分の場合、最初にこの「かんたん問診」で設定した書類の一部を、最終で提出する際にやっぱり辞めたいと思って消そうとしました。しかし当初の設定を変えることができない仕様のようで、結局最初の「かんたん問診」に戻って必要ではない書類は「いいえ」を選んで消しました。ここまで各書類を作成した内容もすべて打ち直しという・・・。(もしかしたら最終段階でも当該書類のみ消せたのかもしれませんが、自分にはできませんでした)

確実に自分が理解している書類の提出はアリ

結局、なんだかんだですべて提出するのに自分は丸1日費やしました。。それこそ各所に出向いて紙で提出した方がよほど早かったという結果ですが、自分が確実に理解している書類に関してはこの仕組みで提出するのはアリな気がします。

自分はある程度この辺の知識があると思ってますがそれでも丸1日かかったので、何もわからない方は税理士さんなどに丸っとお願いするのが、時間も無駄にならずに間違いないと思います。

いい経験になりました。




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