MacのPagesでAmazonペーパーバックを創る!!2
電子書籍の発行や更新をするたびに、「このデータでペーパーバックも出しませんか?」と表示されるようになって早2ヶ月近く。
いかにも「簡単にできますよ」と動線が走る。
が。
「データはそっちが持ってるだろうよ」
だからそっちで勝手にやってくれればいいのに、なんていうのは全く甘い考えで…。
結局、リフロー版と違い、きちんと「製版」したものを用意しなければならないとわかり、うーん正月休みだなと思っていました。
そう思いつつ、KDPの該当ページなんぞをとりあえず「印刷」して、暇なときに読めるように持ち歩き始めたのが12月半ば。
そして驚きの事実に出会います。
いや正直えーーーってなりましたね。
なんと。どんなサイズでも厚みさえつまりページ数さえ一緒ならば、印刷コストはまったく変わらないんですね。
確かにコンビニのコピー機とか、B5・A4・B4、どのサイズ選んでも10円で変わらなかったりする時代(でもA3は高い)。
だからといって、新書判サイズから見開きでA3になるサイズまで、全く同じ印刷代だなんて、同じページ数ならば上の写真の2冊が(中身が白黒かカラーかを別にすれば)同額で出来てしまうというのは正直かなり驚きました。
逆に言うと、ページ数が価格に影響する以上、フォントのサイズさえ一緒ならば判型を大きくすればするほど、1ページに入る文字数が飛躍的に増えるわけですから、コストは下がって価格も下げられることになる。
まあ正直僕の書いてるのはポルノですからね。
ポルノ小説を見開きA3サイズで読みたいのか、というところに大きな?マークは付きますけれども、でも販売価格が下げられるという誘惑には負けそうになります。
なにしろ実は一番最初に出そうと思った「奴隷牧場ゼロ」という本は、A5本のページに落とし込んでみたら300ページ近くなってしまうのです。2000円払ってくれとは言えませんから、これは無理ってなったところに知ったこの事実。
というわけで、1冊目をA5で出した後、2冊目「一瞬の夏」はA5サイズのほかにA4で写真集付きというのを出してみました。
大きさのほかに、A4の写真集つきのほうは印刷がフルカラーのためコストにおいて単純比較は出来ないのですが、A5版は文字だけで約120ページのところ、A4版は文字だけなら56ページ(実際はA4版は本文にも挿絵としてカラー写真が数点入っているのでそれがなければ54ページくらい!?)に巻末グラビア44ページを入れて100ページ建てです。
値付けの話はまたしますが、A5の「小説本」は現段階では利益を100円ちょうどに設定しています(この場合、税込み837円がamazonさんの印刷代も含めた取り分ということですね)。
ちなみに日本のamazonではカラー印刷の選択肢がまだ「プレミアムカラー」しかないのですが、文字の印刷においてもA4のカラー版のほうが美しいと感じました。
どちらもお選びいただけますが、小説の内容は一緒で、美女の写真グラビアつきお得ですよー、という販売戦略(爆)というわけです(笑)。
サルートをはじめとした下着姿や、泡泡のお風呂に入っているセミヌードつきで、ペーパーバックの印刷品質を確認して頂くにもうってつけ(笑)です。
次からはいよいよ準備編かな。
リフロー版電子書籍用原稿から、ペーパーバック用のデータを作るにあたって最初の難所はふりがなでしたというお話です。