キズフタvol.11 呼ばれないといけない島「屋久島」 #一度は行きたいあの場所
「傷つけたくないし傷つけられたくない2人」(通称:キズフタ)は、サブカルチャーを愛するおおさかさんとなごやさんが、毎回テーマを決めてゆっくりと語り合うポッドキャストです。
言葉を扱う仕事をしている二人が、豆腐なメンタルで豆腐を触るように話します。少しだけ、聞いた人の日常がひらかれますように。
行きたい場所ってどうやって見つける? 決める?
行ってみたい場所を知った瞬間に心動く場所とはどんなところなのか?
第11回かいつまみ
話し手
・行きたい場所の動機ってどこから湧いてくる?
・かつてNHKで放送されていたアニメ「モンタナ・ジョーンズ」に興味の大部分を形成されたなごやさん。
・インディ・ジョーンズ的世界観で世界遺産に眠る財宝を見つけだす主人公たちに心躍らせていろいろな場所に行ってみたい欲を
・仮想で見る世界と、現地にあるものとの乖離が良くも悪くもあることはわかっているけど、それでもそこに肉体を通して接触してみたいと思うかどうか。
・行き先には絶対に美味しい食べ物があってほしいなごやさん。
・行き先に求める順位は人それぞれ。
・”旅”の起源っていつから?
・原始時代に”旅”ってないよね?
・なかなか行けない場所に行くことが旅?
・超高級ホテルに宿泊目的で行くことも旅?
・ずっと心にあった行ってみたかった場所、屋久島に数年前に行けたおおさかさん。
・「呼ばれないと行けない島」と言われる屋久島。
・縄文杉をはじめとして、自然スポットが多くとても一泊二日では到底楽しみきれない場所。
・休みもたくさん取らないといけないし、交通アクセスも便利ではない。
・中学生くらいの頃、「もののけ姫」の元になった場所があると知ってからずっと心に残っていたおおさかさん。
・とはいえなかなか今までの旅行計画の都合何度も候補に上がっては予定が合わず、十数年越しにようやく叶ったおおさかさん。
・行ってみたい場所の原動力が、二人はお互い幼少期の憧れが大きく影響しているかも。
・”そこ”にいる自分に憧れる気持ちが大きい。あの憧れた場所にいる自分、を味わうことの喜び。
・自分の人生の中になかったもの、手に入らなかったものを手に入れられるかもしれない願望も込みの行き先への憧れ。
・”一度は行ってみたいあの場所”って結構イメージは具体的ではないのかも。
・イメージを固めるためにその場所に行ってみたいのかも。
・人生で行ける場所の方が少ないから、そのタイミングが来たときに腰を上げれるかどうかも大事かも。
【収録後記】
今回から収録後記をつけてみようと思います。
ぼんやりと”いつか行ってみたいなあ”と思っていた場所について、なぜ行ってみたいのかを因数分解してみると、自分の行動原理には幼少期の憧れが大きく関わっているんだな、と再確認できました。
おおさかさんが屋久島に”呼ばれた”話がとても印象的で、自分には”呼ばれた”場所や、呼ばれるのを待っている場所があるのだろうかと考えてみると、まだそんな場所には出会えていないのかもしれないと感じました。
だからといって、それが寂しいことでもなく、対話の中で喋っていた時に感じた通り、生きていたら行けない場所のほうが多いので、”今行きたい衝動とタイミングが合う場所”にいつでも行けるように、いつでも心のフットワークを軽くしておきたいな、と思った対話でした。
(文責:なごや)