キズフタvol.14 豊かな飲み物「コーヒー」について #私のコーヒー時間
「傷つけたくないし傷つけられたくない2人」(通称:キズフタ)は、サブカルチャーを愛するおおさかさんとなごやさんが、毎回テーマを決めてゆっくりと語り合うポッドキャストです。
言葉を扱う仕事をしている二人が、豆腐なメンタルで豆腐を触るように話します。少しだけ、聞いた人の日常がひらかれますように。
第14回かいつまみ
話し手
・コーヒーをほぼ毎日飲んでるおおさかさんと、コーヒーが苦手でカフェオレぐらいしか飲まないなごやさん。
・毎朝、豆を入れるだけでコーヒー抽出までしてくれるマシンで一杯淹れて1日が始まるおおさかさん。
・多い時は1日で1Lぐらいコーヒー飲んでるおおさかさんは、最近
・コーヒーってエンタテイメントの中心にある飲み物じゃないですか?
・純喫茶には常にコーヒーがあるし、マンガやドラマでもコーヒーが題材になるものは多いけど、
・どんなに人の少なそうなエリアでも、コーヒースタンドがある。
・ある程度のフォーマットの中で、安いものから本格的なものまで、コーヒーってラーメンと似てる?
・評価軸ははっきりとしてるけど、その幅はとても広いからみんなが好きだし語ることも多い。
・家でもない、職場でもないサードプレイスとしてのコーヒーを飲む場所の必要性。
・お酒を飲む場所もサードプレイスとしての機能はあるけど、コーヒーの方が時間を選ばないよね。
・会社の自デスクに豆からひけるコンパクトなマシンを置くこともできそうだけど、流石にうるさすぎるかもしれない。
・豆から淹れるクラフト感が、お手軽に個人で楽しめることも魅力的。
・強制的に自分でコントロールできない待ち時間(サードタイム)が発生するのもいいのかも?
・ある日世界からコーヒーがなくなったら、すごく嫌かも。
・なごや「山の上で飲むなら、コーヒーです?」おおさか「水です」
【収録後記】
20代の頃、徹夜で何かをすることがカッコいいと思い込んでいて、よく24時間営業のファミレスに長居をしていた。
カッコをつけてコーヒーを初めて飲んでみて、慣れない苦さにひとり顔を顰め、翌朝移動途中の満員電車で体調を悪くし、耐えきれずに途中下車してトイレで嘔吐した。
それ以来自分の肉体とコーヒーとは距離を置き、甘いカフェオレを楽しみ続けていたのだが、最近になってまたコーヒーにチャレンジしてみると意外にも飲めることが判明してきた。
壁一面にずらりと並んだデザインが異なるデミタスカップ。静かな店内。混じるコーヒーとタバコと、トーストの焼けるほのかな匂い。
あの時夢見たカッコつけを、今ようやく実現している。
とはいえ今も断然紅茶を飲む機会のほうが、多いのだけれど。
(文責:なごや)