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オフサイトミーティングの設計にあたって考えたい問い
こんにちは、きづきくみたてファシリテーターの森本です。
ありがたいうことに、先日、ここ5年ほど、お手伝いさせてもらっている某グローバル企業様から、今年もオフサイトミーティングをしたいという問い合わせをいただきました。
この企業様の場合、1つ目の部署のチームの状態がよくないということで、ご相談いただき、なんだかんだと5年も続けさせていただいています。
1つ目の部署での実施の結果、とても良い成果が得られたということで、その様子は他の部署にも共有され、結局、3つの部署で担当させていただくことになっています。ここまでくると、私の中でも軽い仲間感が生まれてきます。
テレビやネットなどでCMを見る機会があるのですが、もう見るたびに、仲の人たちのがんばってくる様子が浮かんできて、定期的に私もユーザーとして、ファンとして利用させていただいてます。
5年も担当させてもらうとどうなるのか?
5年も担当させていただくとどうなるのでしょうか?
私も、1つの企業様への支援をここまで続けていくという経験は初めてのことなので、全てが初めて知ることばかりになるのですが、都度、こういうことだったのかということがわかってきます。
ポイントとしては以下のようなことになるというところでしょうか。
最初の頃にいた方の何人かは転職されていく。
新しく入ってこられる方もいる。
マネージャーの方も変わっていく。
組織の課題は、経営上の課題に合わせて、毎年、ちょっとずつ変わっていく。
最初の頃に経験したことがあるワークショップのコンテンツは、重複感が出るので好ましく思われないが、一方で、受講したことがないため、前提のすり合わせは必要になってくる。
これまでの経緯を把握しているということもあり、これまでとの比較でフィードバックができるようになる。
だんだんと、仲間感が生まれてくる。
という感じでしょうか。
そんな中で、今年の場をいかに設計するのか、重複感を感じさせず、でも、新しく入ってきた方々とのすり合わせも行いながら、どうやって目的を達成するかが、ポイントになってくるわけです。
設計にあたって確認したい問い
今年の場合、これまで4年ほど勤めていたマネージャーが変わったということもあり、新しいチームを作っている真っ只中というところでした。
そこで、先日、簡単にヒアリングの機会をいただいたのですが、今年のテーマは「コミュニケーション」とのこと。
ただ、コミュニケーションと一言で言っても、あまりにビッグワードです。どこからどう手をつけるのが良いのか、とても難しいものがあります。
そこで、こんな問いから組み立てることにしました。
「設計にあたって、優先順位を把握したいため、以下の問いに回答いただけますでしょうか。回答にあたっては、10:0のように完全にこっちというケースもあるかもしれませんが、両方重要ということであれば、それぞれ、⚪︎:⚪︎のような形でイメージを回答いただくのも構いません。」
(1)【コミュニケーションの中でもどこの部分を取り扱いたいか】
①日常の業務に必要なコミュニケーションのすり合わせをここの場で取りたい⇔実際の業務というよりは、コミュニケーションの普遍的な技術や知識を得たい⇔お互いのバックグラウンド、価値観を知り合い相互理解を進めたい
②部門単位でのコミュニケーションが取りたい⇔部門を横断し、部署全体でのコミュニケーションが取りたい
③論理的な情報をもっと適切に取り扱えるようにしたい⇔コミュニケーションをとる際に必要となる自分と相手の感情面の配慮やマネジメントを適切に取り扱えるようにしたい
【当日のトーンや、スタイル】
④楽しい、プレイフルな場作り⇔シリアスな問題解決のための場作り
⑤身体的な体験重視⇔言語での議論や対話重視
現在は、この問いについて検討いただいている真っ只中。マネージャーが変わったということもあり、どんな回答が返ってくるのか、検討もつかない状況なのですが、いただいた回答をもとに、お客様にピッタリのデザインをとっていけたらと思っています。
今年はどんな場になるのか。今からわくわくどきどきです。
今日も素晴らしい学びの機会をどうもありがとうございました。
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