パッカー車の補助員
老眼で電話の故障修理の仕事を辞めたが、体力だけは自信があった。
仕事の選び方としては、自分ができそうなものを選ぶのだが、何ができて、何ができないのか考えた時、自分のことがまだ良くわかっていなかった。
染物職人で、呉服の販売をしていた自分が、畑違いで公式的なNTTの電話の故障修理という仕事を経験した
そこには、できない事ができる様になる喜びがあり、自分を発見する楽しさがあった。だが、1歩を踏み出して、それを継続していくには、自分を殺して、一番下の新米からやっていかなければいけないことも学んだ。歳を取っていても、そこには尊敬も威厳もなく、最初が大変だった。
ゴミ収集車の補助員ならば、体力さえあればできると思った。
自分がやりたい仕事かと思うと、やりたい事が見つからず、採用してくれるとこならばどこでもよかった。
入ってみて、そこに自分の居場所を作ること、自分が必要とされる人になること。仕事を覚えること。
50人以上が自分の椅子に座って昼食を摂る。初めての経験だった。その中の一員として仕事をする。集団の中の一人として働く。様々なことを受け入れて、我慢をしていた。他人にえばられる事に、自分をだんだん抑えられなくなっていった。
1年半働いた。最初の3ヵ月で覚えることも無くてなっていて、仕事自体に面白さを感じず、1日を過ごしていくことに不満が体にでていて、何かグズグズしていた。仕事を辞めると決めたら、気持ちがスッキリした。突然その月で辞めることにした^^知的レベルの低さを感じることが多くなっていた。その時、次の仕事は、持っているヘルパー2級の資格を生かして介護がいいかなと思った。