菅義偉が独断で初めて衆愚が喜んだ「ふるさと脱税」が国を滅ぼす。
率直に申し上げて、ふるさと納税こと、実態は「ふるさと脱税」を創設した菅義偉は政治家をやめるべきです。これを恥じることなく、未だに自分の手柄であると吹聴してそれを更に二倍に増やせといっています。
まあ、それを歓迎している選挙民も少なからずいるわけです。自分たちが将来に収奪されて、帳尻が合わせられることを理解していない情弱な選挙民が。
昔は良かったとはいいたくないですが、行革ブームすらあった昭和の時代ではあり得ない話でしょう。こんなチープな詐欺には引っかからなかったはずです。それだけ日本人が劣化したようにも思います。
今でさえ年間5千億円の税金がふるさと脱税でダダ漏れしています。これを菅義偉は2倍の1兆円にしろと言っています。その分税収は減りますから、不足分は借金で補わないといけないわけですが、それはGDPの2.6倍以上の財政赤字を増やすことになります。
その分円の信用は下がり、エネルギー、食料品から生活必需品まで輸入品の値段があがって消費は減退するでしょう。となると更に税収が下がります。赤字を埋めるためには政府は増税と社会保障費の負担を際限なく引き上げるでしょう。
このような「ふるさと脱税」の問題点を多くのメディア、特に新聞、テレビと言った記者クラブメディアはその問題点を指摘もせず、批判もしてきませんでした。
いまはとにかく国賊安倍晋三とその子分たちが増やした国の借金を減らす必要があります。そうでないと、将来の若い世代の負担は無限に膨らむでしょう。円の価値は既存されて、先進国としても生活を享受できず、国民皆保険も崩壊するかもしれません。危機はすぐそこまで来ているわけですが、それを認めず嬉々として返礼品の和牛などを楽しみしているうつけが多いのは困ったものです。
更に申せばその「脱税」が返礼品だけではなく、仲介サイトを運営している反社会的企業に税金チューチューされていることです。国債償還や、何らかの建設的な政策に使われるべき税金がこいつらに食い散らされています。
以前からも申し上げておりますが、「ふるさと脱税」の脱税分の税金があれば防衛費に回すこともできるわけです。これは行政の人間は「ふるさと脱税」は地方交付金の中の話なので、防衛費に使えるわけではないと説明します。
ですが、「ふるさと脱税」で収奪された自治体はその額の8割を交付金で受けます。その分交付税が必要となります。つまり国の予算全体からみて、脱税で税金が収奪されていることには変わりません。
ですが、自民党の国防部会では「ふるさと脱税」をやめてそれを防衛費増額の財源にしようという話はでません。無論それを直接振り向けることはできません。ですが、国家予算全体の割り振りを考えれば、予算から「脱税分」の金額が減るわけであり、荒唐無稽なはなしではありません。ところが安倍晋三の子分の清和会は借金して軍拡しろです。財源なんか必要ない、国債すりゃ、いくらでも借金できるんだと主張していた、カルトの走狗だった親分の世迷い言を引き継いてでいます。
「ふるさと脱税」を続けて、借金軍拡まですれば国の将来は危うくなります。ところが残念なことに野党でも後者はともかく「ふるさと脱税」を批判しない。そして自らもバラマキ政策で票を取ろうとしています。
真面目に税品払っているのが嫌になる今日この頃です。
菅前首相「ふるさと納税」2兆円目標ブチ上げ…歪んだ制度を“手柄”と勘違いする無知と無神経
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/327832
>自民党の菅義偉前首相が19日に長野市で講演した際、ふるさと納税の寄付額について、「当然、2兆円の目標は必要だ。自然にそうなっていくことが望ましい」と増加への期待感を示したという。
>ふるさと納税の寄付額は過去最高を更新し続け、昨年度は前年度比1.2倍の9654億円。1兆円に迫る勢いまで膨らんだ。元総務大臣として制度の生みの親である菅はよほどうれしいのだろう。
>返礼品競争や納税額の多い高所得者ほど優遇されるなど、制度のいびつさが常々問題になっているのに、ちょっと無神経すぎやしないか。
>都市部の自治体は住民税の減少に苦しんでいる。特に地方交付税による“補填”のない東京23区は深刻だ。昨年度の流出額が98億円と東京23区で最大の世田谷区は、老朽化した公共施設の建て替えなどへの影響を懸念している。47.9億円の減収となった杉並区は、ホームページに「ちょっとヘンだぞふるさと納税」という項目を設け、〈区の財源は減り、行政サービスの低下につながります〉〈受益と負担という税制本来の趣旨を逸脱した、地方自治の根幹を破壊するものです〉と訴えている。
>「菅さんは無神経のうえ無知。ふるさと納税は『地方発特売プロジェクト』に成り下がっているうえ、税構造をゆがめるさまざまな問題が出ているのを知らないのか。知ってても、自分が始めたメンツから、問題を認めたくないのでしょう。高所得者は行政サービスが低下しても困らないが、ふるさと納税とは無縁で公的サービスに依存している人にはデメリットばかり。こんな制度を『手柄』だと思っていること自体、とんだ勘違いです」
>いつまでも“手柄”に執着していないで、もう引っ込んでいたらどうか。
ここから先は
¥ 200
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?