防衛費GDP2%は安倍晋三の権力奪取のため。根拠は存在しない。
なぜ「乗り物オタク」は公式発表にあっさり騙されるのか? 戦闘機・鉄道・自動車み~んな同じ、軍事ライターが冷静に分析する
https://merkmal-biz.jp/post/74780
程度の悪い軍オタさんたちはリテラシーがないですから。
無敵皇軍自衛隊最高!
国産兵器最強!
防衛省のいうことに間違いはない!
ですから。基本戦前の軍国少年と同じです。その「最高」の軍隊を信じて全てを委ねた結果が前の戦争のボロ負けです。
愚か者は歴史から学ばない。
ある意味カルト教団と同じです。教団の教祖は絶対です。
ぼくのように問題点を指摘すると国賊扱いされます。だから彼らは防衛費5年で43兆円、防衛費GDP2%にも何ら疑問を挟まずに両手を上げて賛成します。
防衛費GDP2%はアベノミクス失敗が明らかになった安倍晋三の権力のためであり、根拠は存在しなません。
防衛費43兆円の根拠は? 内訳資料、国会審議にわずか5枚 防衛省担当者が思わずこぼした「実は…」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/353087
>防衛費増額が決まる半年前の2022年5月の日米首脳会談で、岸田文雄首相はバイデン大統領に対し、防衛予算の「相当の増額」を約束。直後の参院選で自民党は、国内総生産(GDP)比1%程度に抑えてきた防衛予算をGDP比2%に引き上げることを選挙公約に掲げていた。
>5年で43兆円にまで増やすと、まさに防衛費はGDP比2%規模になる。
その公約で2%の根拠はありませんでした。積算方法はこれまでの我が国の積算方法か、NATOの基準にするかも決まっていなかった。つりまりはじに倍増ありです。
これを新聞などの記者クラブメディアは誰も問題にせず、高橋杉雄氏ら防衛研究所の交換がテレビやメディアに「私人の資格、私人として発言だと」出まくって世論工作に協力してきました。彼らはまずは金額ありきだ、使い道は後で考えればいいといってきました。
まともな安全保障の研究者の言うことではない、曲学阿世の徒です。
防衛研究所はもはやシンクタンクではなく政権与党のマペットです。
防衛研究所を市ヶ谷に移したのは大失敗です。曲学阿世研究所と改名したほうがいい。
>43兆円の増額が示された直後の2023年の通常国会。防衛費の財源を確保するための法案審議に当たり、野党側は、43兆円の詳細な内訳を示すよう再三にわたって求めた。
これに対し、政府側は「極めて現実的なシミュレーションを行った上で、必要な内容を積み上げた」との説明に終始。通常国会の終盤の2023年5月になって、防衛省はようやく43兆円の内訳を示した一覧資料を提出した。
防衛省が示した43兆円の内訳資料。A4ペーパー5枚分で、数千億円単位の項目が並ぶ
>しかし、資料はA4判のペーパー5枚だけ。大半が数千億円単位で、すでに公表されている大ざっぱな内容を並べたものだった。
>中には「装備品等の維持整備費 陸自1.5兆円、海自3.8兆円、空自3.2兆円」という記載まであった。
いかにずさんであるかがわかる話です。金をぶんどってから決めればいい。つまりアベノミクスの失敗が明らかになった安倍晋三が政権放りだして逃げて、菅義偉に禅定し、その後「国難」を煽って「強いリーダー」という設定で政権に返り咲こうとしたのでしょう。
しかも財政の裏付けがないから、国債を刷りまくればいくらでも軍拡ができるとうそぶいていました。暗殺には反対しますが、安倍晋三がこの世から消えて本当によかった。生きていればソ連と同じ道を歩んで我が国は自滅していたでしょう。
岸田政権は予算の裏付けが必要だといいつつ、5千億円以上も建設国債という借金で軍拡をしています。そして毎年5千億円以上の税金がダダ漏れしている菅義偉がはじめた「ふるさと脱税」こと「ふるさと納税」をやめることもしない。「ふるさと脱税」をやめればとりあえずそれを振り向けることもできたはずですが、菅義偉が怖いのか国防部会で話題にも登らない。
>野党は「国民からすれば請求書の中身が分からぬまま代金だけ押し付けられた格好になっている」と批判。結局、43兆円の妥当性を検証できないまま国会が閉じた。
はじめに金額ありきなので、どんな使い方をするかなんて考えていなかったわけです。記録的な円安で装備やその部品、燃料も値上がりしてます。
しかも当初為替想定を1ドル108円で計算していた。当時1ドルは135円前後ですから、楽観を通り越した想定です。そして案の定その後150円を超えた展開になったわけです。現在はやや円高に振れていますが、我が国の財政赤字、貿易赤字、少子高齢化、人口の減少という環境を鑑みれば、108円という「超円高」になる可能性はない。
では、必要なものがあるというのであれば43兆円から更に増やすのか、ということになります。違うというのであれば、金額だけ増やせば国防は安泰だと思っていたことになる。
防衛研究所もそういう見解らしいので素人以下です。潰した方が良い。
>自民党の国防部会長経験者は、こう言い切る。
>「われわれの仕事は防衛予算を大きくしていくことだ。43兆円の内訳に興味はない」
つまり国防部会は防衛の素人で、利権団体であると告白しているわけです。この発言は高橋杉雄氏と全く同じです。
>2022年7月まで防衛省の事務方トップの事務次官を務めた島田和久氏は、取材に。「GDP比2%は同盟国の米国を含むNATO諸国が目安として合意しており、国際的な標準として意味がある。かつて日本独自で定めた防衛費抑制のための『1%枠』とは性質が異なる」と言う。
ご案内のように自民党の選挙公約では何を基準にGDP2%というのか、決めていなかった。島田氏ら防衛省はNATO基準というのであれば、NATOの計算方式を採用すべきと自民党に進言すべきだった。それをやらなかったのでしょう。NATOと我が国では同盟のありかたも、環境も違いますよ。例えばNATO諸国がどれだけ米軍の駐留費を負担していますか。これが防衛事務次官経験者の見識です
>その上で、島田氏は「『どうせ防衛予算は増えない』とのあきらめが以前は省内にあったが、それでは国は守れない。数値目標とは関係なく、2021年頃から時間をかけて必要な事業を積み上げた」と強調する。
これも嘘です。
調達の現場は何を買っていいのか分からなかった。その結果が昨年度の1300億円の使い残しです。例えばぼくが指摘しているように陸自は編成以上の装備を要求しないが、予備の装備を調達すればよかったがそういう知恵はまったくなかった。
陸自でいれば、サーブがもう生産やめたいと言っているカール・グスタフM3を大人買いしたりして、内局から叱られた。
>43兆円の根拠を追及してきた小西議員は、「そもそも初めから精緻な積み上げなんてなかったんじゃないか。国民や国会への説明責任を果たさず、数字ありきで5年先まで予算を確保できるなら財政民主主義が破壊される」と指摘する。
まさにその通りです。だって安倍晋三の権力奪取が目的ですから、まともな防衛強化なんか考えていかった。防衛費を二倍、といえば国難を煽り、「強いリーダー」を演出できると思っていた。
>立民政調会長の長妻昭衆院議員は1年半前、議員会館の事務所で、防衛省の担当者が発した言葉を今も記憶している。防衛費の内訳について尋ねていたとき、言葉に窮して「43兆円と言うが実は3割くらい上乗せして要求した部分もある」とこぼした。まずいと思ったのか、隣にいた同僚がすぐ発言を制した。
実際そうだったでしょう。
>今年7月、2023年度の防衛費のうち、予算計上したものの使い切れなかった「不用額」が1300億円程度に上ることが判明した。2007年度以降では約1800億円だった2011年度に次ぐ規模だ。
>財務省幹部は「新たな財源が必要だとして、決算剰余金や歳出改革で年間数千億円をひねり出している。それなのにこれほどの不用額は、さすがに多すぎる」と注文を付ける。
実はぼくはこの1300億円使い残しの情報は4月には知っていました。必要なところに回していれば、そのぐらいは使えたでしょうが、調達に限らず5年間で43兆円を使うというまともな政策はありませんでした。
■本日の市ヶ谷の噂■
AMV派生型の試作車両の指揮通信車、兵站型、工兵型、野戦救急車型は来年度予算で発注。NBC型は日立とIHIが色気示している、との噂。
European Security & Defenceに寄稿しました。
https://euro-sd.com/2024/09/major-news/40266/jgsdf-calls-for-numerous-afvs/
東京新聞にコメントしました。
兵器向け部品の値段「見積り高めでも通る」 防衛予算増額で受注業者の利益かさ上げ 「ばらまき」と指摘も
https://www.tokyo-np.co.jp/article/352551
月刊ZAITENに寄稿しました。
https://www.zaiten.co.jp/latest/
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
海上自衛隊の潜水艦メーカーは2社も必要あるか川重の裏金問題で注目される潜水艦の実態
https://toyokeizai.net/articles/-/774627
月刊軍事研究8月号に防衛省、自衛隊に航空医学の専門医がいないことを書きました。
軍事研究 2024年 08 月号 [雑誌]
Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。
「敵に手の内をさらさない」という防衛省、自衛隊の「敵」は国会と納税者か
https://japan-indepth.jp/?p=83101
新聞各紙 残念な防衛関連の未検証記事
https://japan-indepth.jp/?p=82844
日本の報道の自由度が低いのは記者クラブのせい
https://japan-indepth.jp/?p=82748
次期装輪装甲車、AMV採用を検証する その2 AMVのライセンス生産によって日本の装甲車事業は壊滅する
https://japan-indepth.jp/?p=81695
次期装輪装甲車、AMV採用を検証するその1
駿馬を駄馬に落とす陸自のAMV採用
https://japan-indepth.jp/?p=81667
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
航空専門医がいない空自に戦闘機開発はできない
やる気のある医官が次々に辞める自衛隊の内情
https://toyokeizai.net/articles/-/744651
ここから先は
¥ 200
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?