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群馬県 ヒメオオクワガタ採集記 2024

群馬県 有名産地
9/7/2024


お世話になっております。
たて続けに採集旅や記録を綴ってますが、全然追いつきません。
6月の台湾採集も未着手…(やらねば)
どんどん時は過ぎ去っていきますね。
あ、でも9月末に激しい登山の末見つけた東京都産のヒメオオ採集は記したい…

という訳で今回は、秋の風物詩であるヒメオオクワガタ採集についてです。
最近はほぼ行っていなかった群馬県。
前回のはnoteにある過去記事の時か…

今年はヒメオオの発生がどこも凄い的なことを知人から聞いており、もしかしたらワンチャンあるか…(?)

と、同業者圧やらで薄いと感じていた帝国へ。
有名産地なため沢山の採集者と会うかもしれませんが頑張ります。
さて、今回もソロでブナ帯へ。

埼玉県をまだ真っ暗な早朝帯に出て17号直進。
深夜帯に出たので下道でも4時間かからなかったような記憶があります。

9月のブナ帯は涼しい、適温


何となく過去2年前(?)に訪れた印象だと同業者圧がとてつもなかったと思い出し、柳以外もしっかりとチェックする感じで臨みました。
必需品は双眼鏡。
これが無いと採集数はある時と比べると1/3くらいに落ちると思います。

さて、7時過ぎくらいより早速採集開始!
ゆっくり車を走らせて気になる幼木があったらその都度降りてチェックしに行きます。
あるいは、等間隔に車を停めて、その前後の道を徒歩でチェックしていきます。(これ効率良し)

するとブナ帯に入ってから数十分後、第1本目のヒメオオの木を見つけました。
柳の幼木にて。

お分かりいただけただろうか…


黒い違和感…いた。


蝿>ヒメ♂>ヒメ♀


こちらは落としたら終わりの木でしたので慎重に手掴み。♂が超小型のペアでした。
またこの幼木の先を見てみると…

♀が付いている…!!!

♀単独

こちらもギリギリ手の届かない位置なため、枝を手繰り寄せて手掴み。
いきなり3頭もゲット!

他の木を見たりと、15分後くらいにまたこの木を見に来ると…

今までの短時間何処にいたのか…

小型のヒメオオのオスが幹這いしていました。結果、計4頭の柳でした。
さて、また木のルッキング開始。

私は柳、ダケカンバ、シラカンバ、ケヤマハンノキ、その他名前の分からない幼木を中心に見ているのでほぼそこら辺に生えている木全てを見ています。
するとまた、黒い違和感を発見。

お分かりいただけただろうか…

♂がダケカンバ(?)の幼木を齧ってました。
これを見つけた時にちょうど同業者の方とお会いし、採り方等を知りたいとの事で当木をご紹介。
ここも落としたらロストする場所に位置していたので網のサポートをしていただきました。
とても感謝です。

♂46mm B品

さてここら辺で遅めの朝飯。
コンビニ飯です。

麺つゆが美味い!


その後も気になる木があれば少し藪漕ぎをしたり…

チシマザサ内は動きにくい

藪漕ぎ後に見つけた柳の幼木は古い齧り痕のみでした…
こんな事の繰り返しです。

木の再生力でコブになりそう

双眼鏡でもチェックが厳しい高い柳の木を蹴ってみたり。
柳が3本ほど並んでる場所を蹴りに行くと、その内2本はアカアシパラパラ。
端にあった1本はヒメオオパラパラでした。
登り始める個体も確認。

小型♂

また、次の区間へ車を走らせていると…
何やら対向車線を走るクワガタが。
大きさ的に間違いなくヒメオオだと思い、脇に停めてチェック。

うわ…でかいけど、左前脚欠損。
自分の採集では群馬初の50upの個体でしたが、B品でした。仕方なし…

群馬県 大型ヒメオオ 52mmup

そうえばこの群馬採集の1週間前にも福島県の方へヒメオオ探しに行ってました。その時も路上にて歩行している50upを見つけましたね。
(土砂降りで帰路につこうと山を降りている途中)

ここら辺で今年の群馬は当たりかなと思い始めます。
まだお昼にもなっていません。
とても良いペース。

また道沿いをじっくりとチェックしていきます。
すると、まだ低木な柳にて。

柳の細枝を齧るヒメオオ♂

こちらは落としても大丈夫な場所のため、枝を手繰り寄せ手掴み。
無事にゲット。
ここら辺で弾丸で訪れたにも関わらず、ヒメオオを数えてみると10頭超え。
群馬のポテンシャルはなかなかですね。

一人占め

という訳でまだまだ木を舐めまわすように見ていく…
と、いつものように藪漕ぎを交えつつルッキング。すると…

ダケカンバ(シラカンバかも)になにかが付いている…

確定2匹

長竿の届く距離を徘徊していたため小型の2♂を無事にゲット。
その後取り残しがないかその木を蹴ってみると。
ボトッと♀が落下し回収。

この木の隣にも同じ木が生えていたので蹴ってみる。
ボトッと1♀追加、無事ゲット。

その隣にも同様の木。同じ方法で1♂ゲット。
計5匹の追加でした。
とはいえまだ午前中。もしかしたら午前中に20匹を超えるかも…。

そして、さらに標高を上げてダケカンバ(シラカンバ)群落へ。綺麗にダケカンバの老木が並んでいます。ここも多少の藪漕ぎ、からの蹴り。
(一応双眼鏡で枝先などを見てから蹴っています。)

まさか落ちてくるわけないだろうと読んでいるとボトボトと3匹ほどチシマザサのブッシュに落下。
1匹はかなり大型の落下音だった気がしますがなんとロスト…
結果は落下してきた中で1番小さいであろう極小ヒメオオの♂。なんでかなぁ。

ここら辺でお昼を回る。午前中に20匹は拝めませんでしたが18匹ほどゲット。快挙過ぎる。
そんなわけで午後は消化試合。
2年前(?)の激薄林道を進みながらルッキング。
本当に歩いた距離に対して激シブなポイントでした。
1♀のみ追加。

ブナの幼木に登るヒメオオ♀


午後は午前中の勢いがなんだったのか…
と言わんばかりの結果に。
1♀しか採集出来ず、早めに下山し埼玉へ。

という訳で…トータル19頭。
1日のぼっち採集でこの数は初めてでした。

帰宅後撮影


アカアシも詰め込んでお持ち帰り。

可愛いサイズ達


採集するにあたって発見するタイミングの良さと運が重なった結果でした。
計19匹近くのヒメオオが採れ良い思い出となるブナ帯でした。(ロスト合わせると21匹)
帰路も1度見た樹液木を再度チェックしてみましたが、復活個体は0…
まぁ、そういうもんですね。


ー追記ー

群馬が良い結果になったことで味をしめたのか、ヒメオオ欲のある友人を連れて案内することに。
9/12(木)。お互い有給を使いブナ帯へ。

流石に4日空けただけでは2桁の復活は厳しいようで2人で計6匹の結果となりました。

しかし、友人は隣で51mm程の♂を採集しておりとても良い遠征となりました。

完品でバランスの良い個体(友人採集)

野葡萄のツタを齧るヒメオオ♀(当方採集)


洞に隠れているヒメオオ♂ (友人採集)


薮漕ぎで見つけた個体 (当方採集)


しかし…9/7のダケカンバの蹴りでロストした大型のオスは採れていない…


以上!
群馬県 ヒメオオクワガタ採集記 2024でした!


ー以下有料ページー

今回群馬県にて採集したヒメオオが着いていた木を6本ほど、産地/座標/多少の解説付きでご紹介いたします。
(過去の群馬県ヒメオオ採集のピンとは被っておりません)

ではこちらから↓↓↓

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