今年さいごの最後は富Q!祭り
いま年の瀬をいちばん感じさせるのは、やっぱり落語だ。銀座の街を歩いても、渋谷パルコに行こうとも、もうそれほど年末を感じることはない。落語を聴きはじめて、季節の移り変わりを想う気持ちが、わかるようになった。気がする。。
ワタシの今年さいごの落語は、池袋演芸場の昼席。トリは三遊亭白鳥師の「富Q」祭り!ラストは、パッと明るくいきたい!みなさん考えることは同じで、ずっと立ち見。それでもイイのだ。
出演者もよかった。初めに三遊亭わん丈さん。この方やっぱりおもしろい🤣お受験のマクラでドッカンドッカン。そして、ラスト3分で「寿限無の夜」!独演会のネタ下ろしに立ち会えてたから、色々思い出してうれしくなった。
次やりにくいだろうなぁーっで、三遊亭天どん師。鈴本で天丼食べながら天どん師の噺聴いたのも贅沢な時間だった。
そして、橘家文蔵師の即興毒舌の唄からの「時そば」。唐突の落差すぎて、それだけで爆笑した。こんな流れるようなスピード感ある、時そばには聴き惚れたな。
お仲入り前の柳家さん喬師。池袋でまた、「ぬけ雀」聴けるとは!ワタシの思い出は、紙切りパンダとセットで浮かんでくるんだ。
膝前は、桃月庵白酒師の「富久」高速復習バージョンで、祭りの下地をつくる。コレド落語会では、じっくり聴いてたから余計に笑えるw
そしてそして、トリの三遊亭白鳥師の「富Q」!はみ出し続けた自分の人生を、落語的な思考とアングルを変えて、噺に込める。
池袋演芸場を舞台にして、出られなかった寄席への辛さ。犬にエサだと言って、パン屋で余ったパンの耳を分けてもらう。ずっと着ることのない紋付きが飾られた貧乏暮らし。苦労も不幸も毒舌も、もはや笑い話なのだ。
パン屋の主人がわかった上で、パンに砂糖かけてくれるところは、泣きそうになる。泣いちゃいけなくって、笑うんだ。というか、大爆笑w
こんなステキなラストの落語を白鳥師、Qぞうに感謝です。ありがとう😊
あーー
落語LIFEたのしかったよ。いつか必ず恩返しをしたいと思う今日このごろ。
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