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共にストレッチする。|スタッフが成長してしまうイベント前の一言

イベントを始める前の最終ミーティングの時に、あなたはどのような話し合いをしますか。

流れや手順の最終確認などは、一般的に多いと思います。

しかし、イベントをより学びと変化に富んだものにしたければ、その時にぜひ話してみたいことがあります。

その一言が、こちらです。

私たちが一緒にいるからこそできる、今日あなたがしてみたいストレッチなチャレンジは何でしょうか。

私は、特別な事情がない限りは、運営チームで集まって、深呼吸してから、一人ひとりが発言をするようにします。

その内容をメモしておいて、イベント終了後にはその観点から振り返ります。

イベント中にいつどのような体験をしましたか。/何が機能しましたか。/次にやる時に別のやり方でやってみたいことはなんですか/感謝をしたいことはなんですか

ストレッチ・ゾーン

学びのデザインの考え方として、ご存知の方も多いと思いますが、次のような三段階があります。

コンフォートゾーン :既にできる範囲で心地よくやる。過去の成功体験の再現に過ぎないことが多い。
ストレッチゾーン :仲間と一緒にいるからできるギリギリのチャレンジ。怪我をしても、次につながる超回復ができる。
パニックゾーン :学びよりも混乱が大きくて危険。次に踏み出すのが怖くなるような、失敗体験を生んでしまう恐れがある。

ストレッチゾーンにいるということは、「出し惜しみをしていないし、できる限りの努力をしている」ということです。それで失敗があった時、私たちに反省はあっても、後悔と言い訳はありません。

これはきちんと自分で発言することが大切です。当たり前ですが、そのストレッチゾーンは人によって違うからです。自分にとって負荷が軽いことは、人によってすごく重荷になることも想像しましょう。

意図している効果

私がこれをする時に意図しているのは、2つです。

チームメンバーがイベントを通じて成長すること

イベントでチームが単なる手段として使われることはあってはいけないと思うからです。そのようなチームや、リーダーは、信頼を失います。この冒頭の時間〜きちんと学びの振り返りまで丁寧にすることで、一人一人の個人の力と、チームの関係性をより良いものにしていきましょう。

・主催側が学び・変わる姿勢を参加者に見せること。

主催者が何かを学ぼう、変えようと主催チームが呼びかける時は、これはマストではないかと考えています。相手を誘っておいて、自分がそれを実践していないというのは、相手に対して不誠実で説得力に欠けると思うからです。スタッフこそがチャレンジしているイベントは、より多くの人から応援されやすいイベントになっていきます。参加者との関係構築においても、スタッフ一人一人の姿勢を整えることは大切です。





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