研究ノート 原子力規制委員会は、2024.8.28に開催された会合において、事務局の原子力規制庁が作成した敦賀2 の審査報告書案を受け入れ、正式な不合格としましたが、原電の今後の選択肢には、①廃炉か、②調査データ追加を含め数年かかる再申請か、③最高裁まで15-20年かかる訴訟かが残されており、現実的には、時間と経済性から、②の再申請であり、私の規制委員会有識者会合報告書分析(note本欄バックナンバー記事参照)では、・・・

原子力規制委員会は、2024.8.28に開催された会合において、事務局の原子力規制庁が作成した敦賀2 の審査報告書案を受け入れ、正式な不合格としましたが、原電の今後の選択肢には、①廃炉か、②調査データ追加を含め数年かかる再申請か、③最高裁まで15-20年かかる訴訟かが残されており、現実的には、時間と経済性から、②の再申請であり、私の規制委員会有識者会合報告書分析(note本欄バックナンバー記事参照)では、原電の地質調査法と判断根拠は、関西電力大飯原発サイトと北陸電力志賀原発サイトのそれらと変わりなく、明確に劣るわけでもなく、規制側も、明確な否定根拠があるわけでもなく、「活断層と連続性の可能性が否定できない」と主観的感想レベルの判断であり、分からないことは、分からないと結論した方が良く、いまの規制側審査能力の範囲外であることを示した方が自然な流れです。

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