研究ノート 井野博満さん(東大名誉教授)は、東大在職中、目だった社会的発言はしておらず、定年直前、エイズ対策担当者の官僚が、東大教授に就任後、その人物の業績に対し、反社会的と思われることに対し、学内でビラ配りや主張をしたことはあったものの、社会的問題提起が目立ち始めたのは、法政大学特任教授後のことで、井野さんの経歴からして、原子力理解や安全論は、初歩的であり、検討にも値しませんが、あまりのもひどい事実誤認がありますので、やむをえず、特に、脆性遷移温度について、指摘しておきます

はじめに

井野博満さん(東大名誉教授、反原発活動家)は、私の知るかぎり、東大在職中には、目だった社会的発言はしていなかったように記憶しており(ただし、新左翼覆面集団「現代技術史研究会」の会員)、唯一のことは、定年直前、エイズ対策担当者の官僚が、東大教授に就任後、その人物の業績に対し、反社会的と思われることに対し、学内でビラ配りをしたり、主張したことはあったものの、特に目立ったことはなく、社会的問題提起が目立ち始めたのは、法政大学特任教授後のことでした。
井野さんの経歴からして、原子力理解や安全論は、初歩的であり、検討にも値しませんが、あまりのもひどい事実誤認がありますので、やむをえず、指摘しておきます。

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