研究ノート「浜岡原発運転差し止め訴訟静岡地裁判決書(329p.)」の私の技術分析(53p.) 地震研究の不確実性

はじめに

この資料は、判決が下された直後にまとめられたもので、過去14年間、学術セミナーのテキストとして、配布してきました。私の判決に対する感想含む。

注意 前半と後半では、引用文のページ表記法に相違があり、今後、前半のものに統一する方針。

内容

A 想定地震評価の妥当性
 A1 中央防災会議が定めた地震加速度応答スペクトルの妥当性
 A2 「設計用最強地震S1」と「設計用限界地震S2」評価の妥当性
 A3 発生確率の低い大地震の考慮の必要性
B 経年変化事象対策の妥当性

証人
発電所の安全性 
斑目春樹 東大教授(被告側)
地震関連 
石橋克彦 神戸大教授(原告側)
      溝上 恵 東大名誉教授(被告側)
強振動地震学 
入倉孝次郎 京大名誉教授(被告側)(原告側)
地盤関連 
徳山明 元富士常葉大学長(被告側)
耐震関連 
伯野元彦 東大名誉教授(被告側)
機器耐震 
鈴木純也 中部電力課長(被告側)
機器関連 
田中三彦 元原発技術者(原告側)
保全関連 
中澤博文 中部電力課長(被告側)
SCC関連 
井野博満 東大名誉教授(原告側) 
新井 拓 電力中研研究員(被告側)

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