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ヨガのアサナに取り組むときの2つのポイント(職人と子供の話)

 ヨガにおけるアサナがとれることは楽しいことです。

 特に初めたばかりの頃は、やればやるだけできるアサナが増えていきますし(少しずつであっても)、成長が目に見えるので、より楽しめてどんどんヨガクラスに通ってしまうこともあると思います。

 もちろん、ある程度ヨガの練習を積んでいくと、思ったようにはなかなか成長しない時があります。練習しているのに成長しないという現象ですね。受験勉強や語学の勉強でもありますよね。

 そんな時に気をつけるといいポイントを2つ紹介していきます。




難しいアサナは子供のようにやれ!

 子供って、けっこう何でも楽しんでチャレンジしていますよね。怖いとか不安という気持ちが少なく、好きというまっすぐな心だけでチャレンジしています。

 その子供心を持ってヨガのアサナを行おうということです。

 大人になると思考が複雑化します。そして、複雑化した思考は、躊躇をさせます。やらない理屈をこねます。それ危ないって。危険だって。ヤバイって。みたいな感じです。そんな風に身体を動かすことなく、頭ばかりを使っていてはアサナを体現することはできません。

 その悪い流れを、子供のように大胆にチャレンジし、行うことで払拭することができます。子供のようにやることのポイントは、「難しいアサナ」に対して特に有効だということです。
 難しいアサナほど、頭が先行してしまいます。当然といえば当然です。ですから、自分にとって難しいアサナは「子供のようにやる」ということを覚えておくといいですよ。子供のように大胆に、遊び心をもってちょっとやってみる感じです。

 また、子供心というのは損得勘定ではないとも言えます。大胆にやってしまうということであり、損得ではなく好き嫌いで判断します。楽しさ優先です。大人になると様々な尺度が入ってきて、頭優先になり損得で判断します。そこを好き嫌いに軸を移していくのです。子供心で好きな方を、心地よい方を選んで大胆にやってみてくださいね。


基本的なアサナは職人のようにやれ

 ヨガのアサナに取り組むときの2つ目のポイントは「職人のように取り組む」です。

 職人は、丁寧に丁寧に作業をしますよね。仏師の方なんて、本当に真剣なまなざしで細かい作業をされています。アサナにおいても、一つ一つのことを細かく詳細に意識して、簡単なことも丁寧に集中して行います。
 職人のような集中力を持ってアサナに取り組むと、違った発見があるのです。膝の角度に気付いたり、呼吸に気付いたり、心理的変化に気付いたり、より深く行える動作に気付いたりします。

 職人のように取り組むのは、既にできているアサナ、もしくは基本的なアサナに特に有効です。出来るアサナは、自然とできてしまうのでつい無意識に取り組んでしまいます。もちろん、モノにしているのならいいのですけど、かなりの人は無意識的に取り組み、自覚を持ってアサナを深めることが疎かになってしまいます。こういった時に、職人気質を思い出すのです。

 神は細部に宿るといいます。もう一度、新しい視点でアサナに取り組むことで新たな発見があることでしょう。


子供心と職人魂でいく

 子供のように無心にやれば、エネルギーが流れます。子供はエネルギーを持っていますよね、それは子供だということからくるエネルギーと、動いているという動的なエネルギーの集積に感じます。

 子供のように遊び心を持ってアクティブに取り組んでいきましょう。アクティブに動くことで実が生まれるのです。エネルギーの動きから実になるということですね。

 そして、職人のような集中力を身につけましょう。丁寧にやれば、それだけ身体にも集中した先にもエネルギーが注がれます。
 丁寧にやることでしかわからない細かいところというのがあります。アサナでもあります。丁寧にやることでそこを修正することができるのです。

 難しいアサナは子供のようにやってみましょう。
 そして、慣れたアサナは職人のように細かく見てみましょう。

 発見があり、上達があって楽しいものですよ。


終わりに:簡単なことでも仲間でやると楽しい

 ヨガでも瞑想でも、仲間と取り組むと楽しいものです。
 一人で黙々とやっていくも楽しいですが、仲間と切磋琢磨してくのも楽しいです。一人では行けないレベルまで引き上げてくれることもあります。

 一人が好きな人は時々でいいので仲間とプラクティスする時間をもってみてください。新しい視点が得られることもあります。新しい世界を知ることができ、自分一人では発見できなかった世界に出会えたりもします。

 簡単なことでも時々仲間とやると面白いですよ。
 オススメです。




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