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変態性を高める

 変態性を高めようという話です。

 普段の生活で、変態性の高い人を見たことはありますか。天職や好きなことでご飯を食べているような方は、自分の中の変態性を高めている人のように思います。

 変態になることを侮ってはいけません。あなたの中の変態性を出し惜しみしてはいけません。変態性の発揮こそ、人生の役割を全うすることにもなるからです。

 何かに対して意図的に変態になることはできません。何に対して変態性が発揮されるかは、内側から湧き起こってくることだからです。

 当たり前の補足をすると、人に迷惑はかけない形で発露してくださいね。犯罪もね。そこは愛を持って行動してくださいね。




安定的に変態性を出す

 変態というのは、圧倒的な個性とも言い換えることができますね。自分の中の変態性を認めて、どんどん外に出していくのが面白いと思います。

 自分らしく、という言葉でもいいのですが、この言葉だと「理想の自分」らしく振舞おうとしてしまいせんか。理想の生活をすることはいいかもしれませんが、「理想の自分」は恐らく自分にとっての楽しい自分ではないかもしれません。親の期待、友人の評価、社会的に良いとされる人物像、、、いろんなものがくっついてきて、「理想の自分」像を作り上げていることも多いと思いますので。

 どうぞ、自身の変態なところを認めてみてください。変態性を発揮してみてください。案外、周りの人も受けれてくれるものです。
 「野菜しか食べない、肉は食べないんです」という人がいらっしゃいますよね。それを聞いて、人によっては怪訝な顔をされますが、あるコミュニティにいけば全く普通だったりもします。

自分が変わっていると思うこともあるかもしれませんが、変わっていると思っている自分がいる、ということの方が多いかもしれません。


あなたはあなたのままでいいという言葉の「あなた」は誰?

 あなたはあなたのままでいい、という言葉を聞いたことがありますよね。「このままでいいんだ」となって「何もしない」という行動に出る人もいます。「何もしないってことか、それじゃ社会はどうなるんだ」と怒る人もいます。
 それぞれがやりたいことをやれば、必要十分に回ると思いますが、それはまた別の話としておきましょう。
 あなたのままでいい、という時の「あなた」は誰のことでしょうか。「あなた」を見定めることができれば、ある意味、ヨガが終了です。

 変態性の話でしたね。人は興味を持ったことしかできません。興味のないことをすることができません。そもそも興味を持たないことは頭に入ってきませんから、意識にも上りません。
 何かに対して変態的に興味を持てるというのは、それだけで意味のあることです。

あなたの職務は行為そのものにある。けっしてその結果にはない。行為の結果を動機としてはいけない。また無為に執着してはならぬ。

バガヴァッド・ギーター (岩波文庫)

 ヨガの根本経典にもこのように書かれています。行為とは、今目の前にあることです。出会っていないことをやることはできないのです。今の出会いや興味を活かしてみてください。


ヘンテコな型を持っているのが変態

 変態性の高い人は、型も変わっています。型破りな人、というよりかは、そもそも型がヘンテコなイメージですね。

 それは悪いわけではなくて、いい意味で言ってます。そういった特殊な型を、狙って身につけるのは難しいです。自分の中にある、純粋な興味であったり、なんとも言えないやる気のようなものを燃やしし続けることで、生まれてくるのだと思います。
 子供の頃からの、そういった興味の対象はありますか。あるのでしたら、それを是非伸ばしてみてください。今、既に興味のあること、好きなことがある人はとことん遊んでみてください。何かしらの変態性が発揮されて、人生が開くことでしょう。


終わりに:コツコツなのかガンガンなのか

 コツコツ継続するタイプですか。
 それとも、ガンガン行動していくタイプですか。

 変態な人は、コツコツと毎日継続し、その継続内容がガンガン行動することだったりします。

 私も変態な生活をしていた時期が学生時代にあります。毎月100本映画を観るというものです。確か、1年は続かなかったかと思います。それでも、筋トレしながらだったり、食事をしながらだったり、寝ながらだったり(笑)、して観ていました。

 こもる時期というのが人には必要な時があります。そういう時期だったのかもしれません。こちらの記事でフリースタイルにしたい、と言う旨のことを書きましたが、要するに好きに生きたいということだと思います。


 皆さんは好きに生きていますか。好きを仕事にしていますか。

 好きなことをやるだけでもいいので、少しずつ人生に好きを増やしていきませんか。そんな人がどんどん増えると、私も嬉しいです。




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