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【企画参加】さいごに何食べたい?

こんにちは、清世です。
nolyさんの記事から企画を見つけて、書きとめたくなったので書くことにする。

その企画は、くまさんの『さいごに何食べたい?』だ。
初企画とのこと、発出おめでとうございます!


さいごに食べたいものってなんだろう。
この質問自体はオリンピック周期程度に考えたりはするのだが、改めて企画として打ち出されて考えてみた。

なんとなく、あったかいものがいいなと思った。

わたしはみかんが大好物だが、あったかいみかんをさいごに食べようとは思わない。みかんは常温か冷凍で食べたい。

毎回思いつくのはごはん(白米)だ。
わたしはパンかごはんか問われると圧倒的にごはん派である。
雑炊も好きだし、もぐもぐもくもく食べてふっくらしたお米の甘みを感じたい。

普段から食べているもの、つまり「普通のもの」をさいごにもやっぱり食べたい。脳も不変・変わらないものを求める仕組みだとどこかで読んだ。

なにか大事が起きたとき、ひとは「普通」を求める。

少し話がずれるかもしれないが、東日本大震災が起きたとき、こぞって支援やガンバッテ!を開催している有名人が多くいた。SNSもそんな感じだった。それに救われた現地、日本中の人も勿論沢山いるのを見かけた。

その中で、とあるミュージシャンが「普通」をしていた。
僕らがやれることは「いつも通り」をすることだ、みたいな発言をしてたと記憶している。

普通であることと、できることをやること。
どちらも大事が起きた人たちの精神的な安心のためにやっている点で同じだと思うので良し悪しは決めないが、個人的には普通をする、っていう考え方に共感する。

何も変わらない。

そこに行けば、普通がある。安心がある。

わたしは絵の展覧会をまもなく開催するのだけど、絵でも「そこに行けば安心できる」っていう感覚はとても大事にしている。
無闇に元気だしてこーぜ!じゃない場所が、世の中にあってもいい。
誰かに寄り添える絵と場所。


さいごに食べるものも同じ感覚じゃないかな。

どんな死に際なのか全然想像もつかないけれど、縁側でぽかぽかしながらうたたねみたいにまどろんで人生の最期を迎えられたらいいなと思う。

そのとき選ぶのは、きっとわたしの「普通」なのだ。

そんなわたしの普通は、お気に入りのお茶碗と赤だし。

亡き父と買いに行った、緑青がきれいな信楽焼のお茶碗によそったごはんと、何の変哲もない木の汁椀にはいったお味噌汁。具材は玉ねぎと長ねぎとちょっといいお値段のどっしりしたお揚げさん。ねぎ多いな…。

愛知県民のため血液が半分赤だしです。味噌は赤が正義!


あなたはさいごに何食べますか?
ぜひ参加してみてね。

くまさん、すてきな企画をありがとうございました!
nolyさん、教えてくれてありがとうございました!

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清世/画家
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