飲酒機会への恐れや不安をなくすために

重度アルコール依存症の kiyopi です。

年末となり飲酒機会が増えて、スリップした人、やり過ごせた人、X 見ていると様々なポストがありますね。

アルコール依存症者にとって、年末年始の飲酒機会は嫌なものだと思います。
飲酒の場にも、拒否できる場もあれば拒否できない場もあるでしょう。

今回は、しっかりと考えて自分を知っておくことで飲酒の機会を正しく恐れるようになっていきましょうという話です。


・あなたは正直、機会飲酒が恐いですか?不安に思いますか?
・それは何故ですか?
・正直、そういう場だからと飲みたくなりますか?それとも、あくまでも飲みたくないと思いますか?
・飲酒者に対し、羨ましいと思う自分はいますか?
・飲酒者を見下したり、バカにして見てしまう自分はいますか?
・それは何故ですか?
・自分がアルコール依存症である事を暴露する事が恐いですか?
・それは何故ですか?
・飲むのなら、酔わないと気が済まないとか、酔わなければ意味がないという考えがありませんか?
・そう考えるのはどうしてですか?
・その場は、参加したい場ですか?
・現在、思い出すと感情がぶり返すような不満や苛立ち、怒りなどはありませんか?
・その場の参加者の中に、自分にそういう思いをさせている張本人はいますか?
・その場に、そういった思いを本当はぶつけたい相手がいたりしませんか?
・その場の参加者の中に、自分が内心で見下したり、バカにしていたりする人がいたりしますか?
・逆に、あなたをそういった扱いでいる人がいたりしますか?
・その場に女性がいる場合、普段から性的な願望を抱いている相手であったり、女性そのものにそういった強い願望があったりしませんか?


これらは、僕自身や今まで聞いた話のやらかし体験の原因に繋がっている事です。
避けられるのなら避けるのはその人の自由であるし、強制などの避けられない場であっても、どう自分を活かすのかは自分次第です。

お酒で酔うと、思考力や集中力が下がるために理性の蓋が緩みます。
脳内のタスク処理能力が下がるために、思いや感情・願望・欲望への執着を強めます。
そのため、上記の質問のような問題があると、それが行動となり酒害へと繋がる場合が出てきます。
逆に酔いさえしなければ、飲酒者を見下したりバカにしてしまう事以外は防げます。

「飲酒の機会は避けるべき」と言われますが、それではいつまで経っても根本的な解決には至りません。
職場であれば、避ける事で人間関係に支障が起きたり、仕事自体に支障をきたす場合もあります。
アルコール依存症者の多くは、孤独感や疎外感を抱えています。
「飲酒の絡む人間関係は切れ、そうでなくても付き合える人は居る」とも言われますが、僕はお勧めしません。
毒親育ちやアダルトチルドレンで、見捨てられ不安や人間関係リセット癖と向き合った人なら、どうしてか理解できると思います。
これは次回、気が向いた時に記事にしようと思います。

最後に、上記の質問を見ただけでも、自分がどれだけ自分と向き合っていないのか、理解していないのかが分かる人もいると思います。
正しく自分を知って、理解して、恐れや不安に振り回されないように飲酒の機会をやり過ごしていってほしく思います。


今回は以上です。
参考にして頂けたら幸いです。

あなたが回復に向かえますように
ご家族様の傷や苦しみが癒えていきますように

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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