(5回目)自分の起こした酒害行動と向き合うワーク
○あなたはどんな酒害行動・迷惑行動をしたことがありますか?
(自分の記憶にはなくても人から聞いた事も含めて)
○酒害行動をしている時はどんな思い・感情でしたか?
(記憶にある事だけで大丈夫です)
○自分の酒害行動で迷惑をかけた相手に、どんな思いや感情がありますか?
○その酒害行動に至ってしまった自分の内面的な問題に、ストレスも含め心当たりはありますか?
酒害行動を認めるというのはのは苦しい事です。
ですが酒害行動の裏にも、自分の中にあるストレスや承認欲求や自己顕示欲、不安や恐れなどの心の問題が必ず存在します。
その心の問題にも、人には言えない理由、知られたくない理由、理由にも色々あると思います。
そして、その理由の裏にあるのも不安や恐れです。
恥ずかしい、否定・批判されたくない、バカにされるかもしれない、どうせ分かってもらえない・・・その心理の裏は不安や恐怖です。
それらの心理も「自分の中にはそんな自分もいる」と認めて自己受容しなければ、自尊心の傷付きになり、自己肯定感の低下に繋がります。
アルコール依存症者の自己肯定感の低さには、こういった自己受容しない事で起こる負のループによる効果も大きいのです。
人が思う以上に自分をみじめに思っているのは、そうしてしまっているのは、実は自分自身です。
自分で自分をそういった認識でいることで、人の目、人への印象、人からの評価などへの不安や恐れも増幅してしまいます。
『酒害を語る』というのは、苦しみを吐き出すことで溜め込んでいた重荷を手放していくという側面と、自分を自己受容して回復に繋げていくという側面もあります。