(4回目)自分のストレスと飲酒の関係を見つめるワーク②
○依存的な飲み方(毎日泥酔・酩酊状態になるまで飲まないと気が済まない、外で飲んできても家で飲み直す、家飲みでとことん飲む日の増加、酒害行動を起こす、など)になってきた頃、どんなストレス体験がありましたか?
○その頃、飲んでいる時には何を思い、どんな事を考えていましたか?
○今でも当時のままか、それ以上の思い・感情で思い出されるストレス体験はありますか?
前回、今回と、ストレスが自分の飲酒にどれだけ関係しているのかを認識してもらうためのワークです。
自分がどれだけのストレスを抱えているのか?を、改めて書き出してみると自分が思っている以上に解消されないままで色々と抱えたままになっている事に気付けたと思います。
ストレスは、解消されれば味わった感情も記憶も薄れ、やがて曖昧になったり思い出せなくなっていきます。
それが出来ていない状態という事は、普段は思い出したりしなくても、それとはまったく関係のない日々の現実においての自分の感情や行動に影響を及ぼします。
自助会などでは、当事者会も家族会も「あの時の思いを、辛さを、苦しみを忘れるな」「初心を忘れるな」という事はよく言われます。
ですが、何年・何十年経とうと当時のままやそれ以上の思いや感情で思い出せるという事は、外面的には解消できていたとしても内面的には問題が解消されていないという事であり、今でも爆弾を抱えているという事なのです。