(13回目)断酒、減酒、機会飲酒はする、止めない、どれを選びますか?
○ここまでワークで考えてみて、あなたはどれを選びますか?
ここまでワークを続けて頂いた皆さん、お疲れさまでした。
付き合っていただきありがとうございます。
とにかく断酒したいだけであるのに、内容に触れてがっかりした人も多いと思います。
ただ断酒したいのなら、頑張って意地で断酒すればいい。
悩んで、苦しんで、怒りと憎しみにもがきながら断酒すればいい。
時間がたって、飲まない生活が当たり前になるまで。
ですが視点を変えれば、色んな別の問題も見えてきます。
アルコール依存症者は、生きている事がつまらな過ぎたり、生きている事に疲れていて、生きる意味を見失っている、生きる事に夢も希望も何も持てなくなっている。
自分以外の患者さんも見てきてつくづく思います。
自分にとっての本質的な問題、原因は何なのか?
SNSを見ていて、断酒○○年 断酒のおかげで「こんな自分になれました」「こんな素晴らしい世界がある」「○○が手に入ります」「飲んでいた時にはあり得なかった、考えられなかった」と言っている人でも、『危ういな』と思う時が多々あります。
数年ぶりに来る強烈な飲酒欲求、そこで自分の本質的な問題に突き当たったのが垣間見える時があります。
本質的な問題から目を背けて避けて避けていれば、いずれは直面してしまいます。
とにかくきついワークです。
普段の記事から探すのは大変なので、僕が言ってる事をマガジンで纏めてみたのがこのワークです。
受け入れがたい内容だったかもしれませんが、いつの日か 行き詰まって苦しくなった時にでも参考にして頂けたら嬉しく思います。