我思う、故に我あり(I think therefore I am)
さて。ご無沙汰しております。
久々のキヨピの別に危なくないコラム。
読んでくれている人はどれくらいいるのかわからないけれど、もし読んでくれたら…出来たらでいい左上の♡マークを押してくれると嬉しいです。
誰が読んだかはnoteに登録してる人以外はわからないので、頼むよ。
単純に気になるんだ。ヨロシク。(ポチッ)
謝罪と感謝
まずはご心配、ご迷惑をおかけした関係各所の方々、申し訳ございませんでした。
でも、この時間はオレにとって必要な時間だった。だから正直なところ、申し訳ないけど、ありがとうございましたと、感謝もお伝えしたい。
嫌な気持ちになった方々がいたらごめん。
でもこれがオレの本心だ。受け入れてくれると嬉しい。
数年前、香水に関してコラムを書いた時から一貫しているのは、こうして文字に起こす、つまりは言語化すると自分の思考や物事がハッキリするからはじめた。
あとは言った以上、書いた以上、しっかり自分の言葉に責任だったり、筋を通さなきゃならないと思ってる。
ケジメやオレがしたことに対してはオトシマエをつけなくちゃいけないと思って書いている。
だから毎回全くというほど推敲してこなかったし、そのままをぶつけて来た。
後悔はないけど、言い方、言い回しにはもう少し配慮しときゃよかったかなーとか、まぁ思ったりする。でもそんときゃそん時の気持ちがあるから別に気にしたことはない。
さて、それを踏まえて今回のコラムもヨロシク頼むよ。
入院手記抜粋
オレは入院中毎日日記を書いた。
起こった出来事は恐らく全て書いた。
改めて医療従事者の方々。
お医者さんや看護師、介護士、医療従事者また全ての関係者に感謝したい。
今度知り合いの医療従事者を集めて会食でもしたいな。
それくらいお世話になった。ありがとうございました。
今回は日記の中から大体日で言うと 1.3.7.10.15.20.25.30日みたいな感じで大まかにを抜粋していこうと思う。
詳細すぎる話やセンシティブな内容は書けない。
長くなると思うので最後の方まで飛ばしてもらって構わない。
1月4日(土)1日目初日
ついにこの日が来た。年末年始は最悪だった。インフルで31~3日までぶっ倒れていて次の日が入院とは…我ながらオレらしい。両親が同行しないとダメだったので、ありがたく家から車で病院に送ってもらった。
吉◯寺病院とは名ばかりで調布の深大寺にある病院だ。
最寄りはなく、バスのみが通っている土地だ。
まず、診察室に入り30分強くらい先生と話した。
生い立ちから兄弟、小中高専門時代の話、どんな子供だったか、社会人になってからのこと、事細かく聞かれた。
オレは聞かれたことを走馬灯のようにベラベラと話した。
不思議と落ち着きがあって、スラスラと答えられた。頭が、脳内がクリアだった。
ようやくオレは解放される、落ち着いた毎日をこれから過ごせると、思ったからだろう。あぁ、いよいよ入院なんだ、と。
病室を案内されて夕食時、早速パニックで叫ぶ男性がいた。施錠されているドアをガシャガシャと音を立てて、出ようとしてた。出れるわけ無いのに。あーやっぱここは精神病棟だなって実感できるいい機会だった。
そして、本を読みながら煎餅布団で寝落ちした。ハッ！っと起きて"薬飲んでるからボク大丈夫。"って呟きながら目覚めた。ボクも疲れてるんだろうね…。夜勤大変だなって思った。今度れいぴ、サキちゃん、たま、まえまえとか医療従事者を集めて感謝の会食をしようと思った。そんな初日だった。
1月6日(月)3日目
目覚め、採血。健康診断してなかったから好都合だ。貧血で力が出ない。夢は久野のオジキ(友人)が出てきた。内容はまぁそりゃ下らない。(猛爆)
朝昼食を終え、ベッドへ。今日は本を読む気力にもならなかった。何だろうこれ。今日は先生と話すのかな、それもわからへん。13時からシャワー。最高。スッキリした。スキンケアもバッチリ。生き返る気持ち。そのままゆっくりして夕食。寝付きは酷く悪かった。夜は3回くらい見回りに来る。もう３日目。いい加減寝るマネも飽きた。いつになったら寝られるんだろう。
1月10日(金)7日目
ストレスのせいでテッペンまでマジに寝られなかった。頓服を貰いに行っておかげでよーけ寝た。
朝食、パニックメガネが斜めに座ってきた。気にならなかったが、暴れてくれるなよと思った。ボクの席は決まって陽の光が差し込んで明るい席。気持ちが良くて日向ぼっこをいつもする。穏やかな気持ちになれる。今日のOT(作業療法)はビーズアートと塗り絵。上手く出来た。プライベートでもつけようと思うくらいに。
話は変わるが、オレの親父は手芸屋だ、日本一和紙や手芸、アートを取り扱ってる店だ。今は需要が少なく会社も傾いてるが、そんな所で還暦過ぎながらも店長やってる。(元は専務だった)
昔から貧乏だった。対照的に、はとこの家は裕福だった。4階建くらいのマンションで当時珍しくエレベーターまで家にあった。所謂金持ちってやつ。ウチは、生まれてから引っ越しを何度したかわからないくらいした。実家という実家はオレにはない。
だがそんな親父の働いてる会社の商品が病院のあちこちにあって、OTでも使われていた。OTの担当の先生もウチの手芸屋をよく知っていた。なんだか悪い気持ちじゃなく、誇らしくもあった。そんな日だった。
1月13日(月)10日目
もう10日目か。時の流れがゆっくりに感じる。穏やかだ。いろんな嫌なコト、難しいコト、それらが今は無くなってクリアに感じる。頭の中がとてもシンプルだ。2月からこれからと向き合う。
1月はこれまでを振り返る。"これまで"か…。
光輝く栄光の時代も、暗闇で踠き苦しむ暗黒の時代も色々あった。でもオレはパンクス。後悔はない人生を送って来た。
無論小さい後悔はある。だがデカいのは全部オトシマエをつけて来た。ケジメってやつ。今のオレにはいい意味でプライドが無い。魂さえブレなければオレは心は売れる。何でも出来る。
美容師、辞めたっていい。今そう思ってる。とりあえず車の免許取って他の業種やってみたいなとかそんな思いも既にある。少し前向きな気持ちが沸々と湧き上がって来た。
寝付きは悪く1:30には目覚める。頓服は-…もう効かない。以上本日書き記すこと無し。
1月18日(土)15日目
眠れない日々が続いている。昨日は薬を増やしてもらった。もう半月。ココでの生活はだいぶ慣れた。毎日、誰かしら辛い思いをしている姿を見る。発狂したり、泣き出したり、暴れたり、そうすると患者同士、周りは逆に頭がクールになる。
病棟はBGMは一切ない。故に響き渡る。時にストレスにも感じるが、それがココだと思ってる…仕方がない。みんな苦しんで、戦ってる。
今月中にこれまでのケリをつける。これまでを振り返ると、しんどい事の方が先に出てくる。何かを成し遂げたり、楽しい事よりも辛く、暗い闇の果ての記憶がネ…。。。
オレはこれからとにかく"楽しく生きたい"。
これまでは泥水苦水なんでも啜って、這いつくばって必死に生きてきた。自分なんかが幸せになってはいけないと思ってきた。
でも、違う世界もあるかも知れない。
今はFLATに、素直になれた。幸せになる勇気も少しずつだが出てきた。等身大の自分になれそうな気もする。
"自由に楽しく生きる"、"友人、仲間(ファミリー)、家族を大切にHAPPYにする"あともう一つはオレの夢の果てだ。
それはこれからの人生で魅せていく。
そんなこと、自分の軸みたいなものをハッキリと今日言葉に表現出来たことはデカかった。
1月23日（木）20日目
深夜大体2時間単位で目が覚める。細切れで覚めるのは中々辛く、初めて深夜にカップ麺を爆食した。腹が膨れれば寝れるかと。結果特段、効果はなかった。
イエモンの「太陽が燃えている」を聴きながら朝日を浴びる。目を閉じて光を感じる。寝つきは悪かったがいい朝だ。今日も1日が始まる。
ギラギラと燃える太陽を眼の裏で感じながら深く深呼吸する。気持ちが良かった。生きてる実感を全身で感じる。
この日は看護師さんにとある理由で部屋から出ないように、と指示だったので部屋でゆっくりした1日だった。読書が捗った日だった。
THE YELLOW MONKYで「太陽が燃えている」
1月28日(火)25日目
good morning‼︎today's condition is great!! but little sleepy...
I can’t wait to see you!!
とまぁテンション高い。笑
久々に少し眠れた気がする。今日は朝からみんなのテンションが高い！良い日、楽しい。
今日は面談がある。僕と先生と2人。その後家族とパートナーと5人。先に2人で作戦会議。酒を控える、んまーほぼやめる事。うつの話。終わって外出。
両親と初顔合わせのパートナーは少し緊張しながら、車に乗り、僕のメガネを作りに行った。クリアのいいフレームのがあったのでそれを買ってもらった。お袋は「こっちのけんとやー」と爆笑していた。笑
その後は回転寿司が近くにあったので一緒に。その後喫茶店で時間を潰していよいよ面談。今後のこと話して退院の目処も立ててきた。
順調に回復している感じがする。
その後は患者同士の友達で夜はトランプをした。
一月に入り1番笑った幸せで楽しい日だった。
いい日だった。悪くない。。
2月2日(日)30日目
夜中3時手前に目覚める。頓服を飲みにいく、何とか寝付く。この繰り返し。
この日は久しぶりの雨。朝日は浴びれない。
曇り空の中お昼を食べてみんなで楽しくトランプをした。
その後話をした。お互いなぜ此処にいるのか、自分の病状なんかを話し合った。統合失調症、パーソナリティ障害、双極性障害など他にも色々な病気、悩みや出来事を話し合った。20〜70代まで広い年代で一緒になってトランプをする。自分のことを打ち明ける。これは実は凄いことだと思ったと同時に、どこか少し気が楽になった。みんながいると心が穏やかになってフラットになれる。みんな様々な苦しみがある。耐え難い過去があって今此処にいる。出逢いは一生モノ。少し鬱気味な気持ちを何とか低空飛行ながらも持ち直した。
最近気づいた。私は同情してもらいたかったんだ、と。トラウマもある、したくないコト、色んな思いを言語化して具体的に思いを綴る。怖くて打ち明けられなかった。ただ、もうそろそろそれも潮時な気がする。
2月12日(水)40日目
あと1週間で退院。もうそろそろか。
映画「ショーシャンクの空に」でこういうフレーズがある。
"レッド「この塀はやっかいなんだ。最初は憎む。だんだん慣れてくる。時間がたつと頼るようになっちまう。それが刑務所慣れってやつさ」
Red: These walls are funny. First you hate 'em, then you get used to 'em. Enough time passes, you get so you depend on them. That's institutionalized."
と。
ここは刑務所じゃあないが、その感覚がもう既に私にはある。恐ろしいモノだ。
最初はしんどかった。何もかも。
だが、今は安心感を覚えるくらい慣れてしまった。オレは頼る前に此処を出なくては。
改めて思った。
話は変わるが、散歩してる道中、片羽がもげた蜂をみた。
羽根が片方しか無いから飛ぶこともできない。
誰かを毒することも出来ず、脅威性もないアリと同じ…。僕は、この蜂が僕に似ていると思った。
影響力や存在が忘れられている今死んだも同然、蟻と同義に値するのでは無いか…と、
ただアリと違うのは、蜜すらも女王蜂の元へと運べない事。アリは地面を必死に這いつくばって女王アリの元へと巣へと帰る。
羽根を奪われた蜂は蜜を集めることも、巣へ戻ることも出来ない。ただ必死に地面を這いつくばることしか出来ないのだ…。
KIYOPIはどうなんだ？毒々しく、毳毳し位くらいの方が俺なんじゃあ無いか⁇パンクなのにいい子でどうする？破天荒に生きろとは言わない。絶望の山、越えてけ。下らない事にかまっている暇はオレには無い。
2月19日(47日目最終日)
退院日になった。
"新しい朝が来た 希望の朝だ"とはよく言ったモノだ。あぁ、希望と絶望の入り混じった朝よ、おはよう。
部屋のもの全てキャリーに詰めた。入院しに来た時より何だか重く感じた。荷物、増えたかな。
仲が良かった患者さんに送り出してもらって、退院した。皆、本当に世話になった。
ある患者さんから言われた。「絶対に、二度と帰ってきちゃダメだ。」って。まぁ…染みた。
二度と会うことのない人と最後の別れを沢山した。正直名残惜しかった。
俺は先に外へ出る。もう帰ってくることのないこの土地、部屋に別れを告げて俺は病院を後にした。
と、長くなったが入院手記である。。。
我思う、故に我あり(I think therefore I am)
シャバに出てまだ1週間も経ってない、このリアル感をこのコラムでは伝えたかった。
ただの自己満足で、記録でしかないが、生きた証をここに残しておきたかった。
読んでくれた方々ありがとう。
おかげさまで僕は元気です。
薬も入院前に比べて半分以下になりました。
鬱とは今後上手く付き合っていける気がします。
本当に迷惑かけたが、主治医の先生や看護師や医療従事者の方々、支えてくれた家族やパートナー、友人や仲間たちに感謝したい。みんなありがとう。
退院の次の日大好きな深川不動堂に行った。
久々に見る花はとても美しく、見惚れて思わず写真を撮った。空気がおいしく、"生きている"と細胞から感じた…。
手が濡れたまま思わず撮った写真。
編集していた今日は僕の誕生日でした。
KIYOPI、誕生日おめでとう。
よく今まで生きてきたね…！
凄いよ〜、よくやってると思う。
何かを全力でがんばっている人、生きることがしんどい人、やりたいことが見つからなくて探している人。もっと、色んな人がいると思う。
特に悩みや葛藤、怒り、悲しみ、苦しみ、痛み。
眠れない夜を過ごす日もあるかもしれない。
…うん、僕は全部だった。
だから自分を見つめたくて、人生の休憩、自分探しをしたくて、今回入院という選択肢をした。
正しかった。間違いじゃなかった。いい経験だった。
エールを送るアレじゃあないが、みんなの事を僕は肯定する。あなたは間違ってない。
自分に信念とか気持ちに正直に生きたらいいと思う。きっとね。大丈夫、絶対なんとかなる。
失敗や間違いばかりしてきた僕だけど、道なき道を切り拓いてきた自信はある。(カッコつけているかな？)
まだなーんにも決まっていない真っ白な僕の未来、これから。
人生の主人公、主役は自分だけだ。
今後の僕の人生、みんなが気になるような、刺激になるような"これから"を魅せていけたら、いいな。長くなるからここらへんで終わりにしよう。
『我思う、故に我あり(I think therefore I am)』
自分の中の真理を見つける為に、考えて自分を探した時間に愛を。
KIYOPI
なんかカッコつけた感すごいから告知します(猛爆)
【重大告知‼︎】
会える日は今の所これくらいです。
ご都合合えば是非。お待ちしております。
久々の更新でした。
最後まで読んでくれた人はいるだろうか？笑
ありがとうございました。