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今日の1冊(17) 中学生で出会っておきたい71の言葉

今日の1冊は、

覚 和歌子 編
「中学生で出会っておきたい71の言葉」

PHP研究所

先日読んだ「小学生で出会っておきたい55の言葉」の中学生編で、

本としては、こちらが先に出版されたようです。

巨匠や偉人の言葉から、詩人の詩、ことわざ、

そして、漫画のセリフや、歌の歌詞まで、

幅広く そして 新旧織り混ぜて どの言葉も並列に扱われていることが、とても素敵と感じました。

つい どこかで 偉いあの人の言葉 だから、と思ってしまうかもしれないけど、

偉い人の言葉だから響くのではなくて、
その人が本気で言った言葉だから、響くのだと思うのです。

そして、心に残っていく言葉は、
あの歌の、あの歌詞のひとフレーズかもしれない、あの漫画のセリフかもしれない、

その時代を生きている子 その人に響く言葉は、やはり時代と共にあるのだと、感じました。

こうして出会った言葉から、

自分を見つめたり、
その言葉を発した人へと想いを馳せたり、
深掘りしてみたり、

そんなきっかけになる1冊と感じました。

あとがきのように綴られた「いつかわかる言葉がある」も、とても印象的でした。


私は、仕事柄 幅広い世代の方とご一緒します。

今日も、レッスンでは年長さんから60代中頃の方までお会いしました。

その中には、今日の1冊の対象のような中学生もいます。

いつでも本気、でも揺らぐ…

そんな年頃の子達を より深く理解したくて、

話しを聞いたり、
自分がその年頃だった頃の意識を 思い出したりしています。

(どの年代も、何度も振り返るので、子供の頃の意識を年中掘り返してるかもしれません 笑)

もちろん、時代背景は違いますが…。

いつ何時 心を掴まれるものに出会うかわからない 感度の高い時期、

そして、何がきっかけで心閉じたくなるかもわからない 繊細で それぞれの美意識が育つ時期、

大切に 一緒に過ごしていきたいと あらためて感じました。

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