お父さんと私⑱ 最終話
続きを書くことを促してくださったみーあさん、ありがとうございます。
「西の魔女が死んだ」という小説をご存じでしょうか?
私が父の死との決着がついたその瞬間は、この小説の主人公の少女が、亡くなったおばあちゃんのあふれんばかりの愛を知ったシーンと同じだった。
その過程があまりにもスピリチュアルなもので、一般受けしない最後かもしれないが、私は「これ」が起きた後、父のことを悲しく思うことが、断然減ったのだ。もちろん当時のことを詳しく話していけば涙がこみ上げることもあるだろうが、も