お父さんと私⑱ 最終話
続きを書くことを促してくださったみーあさん、ありがとうございます。
「西の魔女が死んだ」という小説をご存じでしょうか?
私が父の死との決着がついたその瞬間は、この小説の主人公の少女が、亡くなったおばあちゃんのあふれんばかりの愛を知ったシーンと同じだった。
その過程があまりにもスピリチュアルなもので、一般受けしない最後かもしれないが、私は「これ」が起きた後、父のことを悲しく思うことが、断然減ったのだ。もちろん当時のことを詳しく話していけば涙がこみ上げることもあるだろうが、もう自分を含め誰かを責めたりすることもないし、悲しみで動けなくなることもない。
同じ悲しみを抱いている方に、「みんなできるよ!やってみなよ!」なんてすすめる気はさらさらない。
けれど、きっと、父だけではなく、家族に看取られて亡くなったほとんどの方が、きっと父と同じ思いでいるのではないかと思う。だから私は、この私に起きた「事実」を記事にしようと思う。私が伝えたいのは、亡き人と話せたことではなく、亡くなった父の、家族に対する思いである。同じ境遇の人にとって救いとなるものだと思うからである。
亡くなった父が今、家族に対してそう思っている、という「事実」をお伝えしたいと思います。
そしてその詳細は、実は過去記事に書いてあるので、是非、読んでいただければ幸いです。↓