時間とは人生そのもの 「有限」を意識すると人生の楽しみ方が変わる
皆さん、ご存じ無いかも
しれませんが、
実は、
人生は有限なんです。
0歳の赤ちゃんも
100歳の老人も、同じく、
今、この瞬間も、
人生の、残り秒数を、休まず、
カウントダウンしています。
人間の致死率は、
なんと100%です。
僕達は、
残り寿命を、なんとなく、
平均的な数値で捉えていますが、
単なる確立や、計算に過ぎません。
僕も、若い頃は
人生が無限のような感覚で
考えていました。
僕は「人生は有限」を、
人生で2度、
強く意識した出来事が、
ありました。
一度目は、41歳の家内を
癌で亡くした時です。
身近な人の「死」が、
人生の「生」を強く実感するのは、
皮肉な事です。
その家内との間には
子供がありませんでした。
しかし、
人生とは分からないもので
数年後、
不思議な出会いで、
僕は、
10歳も若い女性と再婚して、
子供が3人生まれました。
特に、3人目は男の子で、
家内の希望で、自宅出産に
挑戦して、助産婦さん、産院を
一切使わず、自宅で、
本当に夫婦2人だけで産み、
僕が、赤ちゃんを取り上げ、
へその緒も処理しました。
そして、僕が「人生は有限」を
2度目に感じたのは、
不思議な事に、
まさに今、生まれる赤ちゃんを、
この手で受け止めた瞬間でした。
なぜか、僕はその時、
「この子のカウントダウンが、
今、始まった」と、
強く感じたのです。
サッカーやバスケットの試合も、
有限の時間の中で戦っているから
面白いのです。
打ち上げ花火や、桜の花も、
パッと散るから、美しいし、
価値があります。
あらゆるものが循環して
いるから、この世は
美しいのです。
僕が、時々見かけるのは、
「来月こんな予定があって、
行きたくない」とか、
「来週、学校に行ったら、
先生に怒られる」など、
まだ起こってもいない事を、
先に案じていて、
いやな気分をその時まで、
持ち続ける人です。
完全にこの方は、
「人生は有限」を忘れています。
その時、対処すればいい事で、
いやな気分で居る数日間は、
もったいない使い方をして、
人生の時間を損しています。
この世の中の人は皆、
100年の予定で地球に
観光で遊びに来ている
観光客です。
別に、魂の修行で、
来ているわけではありません。
もし、僕とは違い、
修行で来ている人は
どうぞ、このまま修行、苦行を
お続けください。
あなたはハワイで1週間
弾けて、遊んでいる時に、
休み明けの仕事の事を、
毎日考え続けますか?
僕は、「魂」だけでは出来ない、
「生」「結婚」「身内の死」
「出会い」「再婚」
「子供達の誕生」などを
経験するために、わざわざ、
この地球に来て、
この肉体をリースしたのです。
人生は「今」この時しか
存在しません。
今を楽しむためにあるのです。
「人生は有限」を強く意識する
経験をした僕は、
今年、まだ66歳です。
おそらく、あと100年弱ですが、
残りの旅行期間を全力で
味わいつくしたいと
思っていますので、
もうしばらくお付き合い下さい。
読者の皆さんに、
良い事が
雪崩のように
起きますように。