那覇散歩

4連休で那覇に行ってきた。主な目的は散髪。島には床屋がない。
わざわざフェリーに乗って、髪を切りに行く生活ってなんかいいね。

フェリーは1日1往復しかしない。
那覇に着くのが16:00すぎで、那覇を発つのが10:00前。1泊だと慌ただしいので2泊した。
離島に住んでいると、沖縄本島で観光したいところはない。とりあえず物や人の溢れるショッピングモールに行って、文明を享受したい。「都会」を満喫するために那覇に行くのだ。

観光したいところは特にないが、暇なので那覇や首里の街を散策することにした。
泊港近くのホテルに宿泊していたため、ゆいレールに乗って市立病院前駅まで。
那覇と首里は、東京でいうと下町と山の手のような関係だ。港を擁する那覇が活気あふれる庶民の街である一方、高台の上にある首里は王府を中心に広がる貴族の街だ。

首里周辺は坂が多い。駅を出ると、聳え立つような急な坂が眼前に迫る。
森を目指して坂を登ると末吉公園に突き当たる。
住宅街の中にありながら、緑に溢れる公園だ。湿度が高い園内はまさに亜熱帯のジャングルだ。

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歩道は綺麗に整備されているとは言い難く、獣道のような道が多い。サンダルだとちょっときつい。

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蚊が大量に飛んでいて、ちょっとでも立ち止まろう物なら容赦無く吸血される。また、足元を見れば、大量のアフリカマイマイが這っている。危険な寄生虫を持った大型カタツムリだ。

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あまりの湿度の高さや蚊の多さに辟易して、すぐに公園を後にした。

次に訪れたのが首里城。無料エリアをぐるっと散策する。高台にあるので景色がいい。海を望むことができる。

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そのまま石畳の道へ。かつて王府があった影響なのか、首里は立派な住宅が多い。沖縄の中では高級住宅街のイメージなのだろうか。

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やちむん通り、第一牧志公設市場、国際通りへと順番に歩いていく。ちょうど国際通りに着いたところで、雨が降り始めた。ドシャ降りだ。しばらくアーケードやドンキホーテで雨宿りをする。

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さて、ここまで歩いて時間は大体2時間ちょい。まだ正午だ。
意外と那覇(+首里)は狭い。
というより、東京が広すぎるだけなのかもしれない。夏目漱石の『三四郎』にも「どこまで行っても東京が終わらない」みたいなセリフがあったような気がする。

いつまで経っても雨が止まないので、午後はバスでショッピングモールまで行った。かなり賑わっている。全員がマスクを着用していることを除けば、コロナ以前と変わらない。
ホームプロジェクターが欲しかったのだが、家電量販店に在庫がなかったので諦めた。


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那覇は東南アジアの匂いがした。
沖縄は東アジアの南限であると同時に、東南アジアの北限でもあるのだと思う。

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