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日本で「生きた英語」を学ぶ最強の方法

今年の夏、人生初のホストファミリーになりました。
そう、東京のわが家にアメリカ人留学生を迎えたのです。

きっかけは、高校生の娘が交換留学した際の留学エージェントから
「夏休みに留学生の受け入れをしてくれませんか?」
と打診されたこと。

じつは昨年も打診されたのですが、
家族がごたついている時期だったため
お断りしていました。

今年、再びの打診があったとき、
最初思ったことは
「興味はあるけど、現実的じゃないよなあ」
でした。

というのも今年の2月、
一軒家からマンションに引っ越してきて
家じたい狭くなっていたからです。

わが家には高校生の娘が2人います。
夫とは別居中で3人暮らしです。

打診された時期、娘の1人は留学中で
「6月に帰国したら家が余計に狭くなるぞ」
と危惧していたくらいですから、
ましてもう1人受け入れるなんて考えられなかったのです。

そのことも含めて、
念のため娘たちに話をしてみたところ、
特に留学中だった娘が
「楽しそう! 絶対受け入れたい!」
と声を上げたのです。

マジ?

私は、頭のスイッチの切り替えを迫られました。

こんな狭い家に外国人を受け入れられる?
私も仕事が忙しいのに、3人の世話なんてできるのか?

いや…

エージェントの担当者は
子ども部屋で留学生との相部屋もOKと言ってたし、
部屋はなんとかなるんじゃないか。
何より留学生と暮らすことは
かけがえのない経験になるのではないか。
来年は娘も大学受験だし、今年がラストチャンスなのでは――。

こうして親子の意見が一致し、
「ハイ、受け入れます」
と表明したのです。

7月、わが家に留学生がやって来ました。
私がそれまで使っていた部屋を彼女に明け渡し、
交換留学から帰って来た娘と私は
リビングのソファベッドで寝ることに。
(ソファベッド横にパーテーションを立てて空間を間仕切り)

これで一応、部屋問題は解決です。

もう1つ、仕事が忙しく世話できない問題は、
「世話をする」という発想を捨てることで乗り切りました。

ごはんを3食出すのは、普段と変わらないとして。
それ以外は、もう高校生ですもの。
冷蔵庫にある好きなものを食べてもらったり
スーパーで買ったり外食したり。

せっかくなら箱根や京都に連れて行ってあげたい
とも考えましたが、
結局、東京都内に留まることに。
夏は盆踊りや花火大会もあります。
地域のバレーボールサークルにも頻繁に参加しました。

留学生ちゃん、
私がはりきって神社仏閣に連れていくより、
娘たちと原宿や新大久保に繰り出すほうが全然楽しそうだし。

というわけで7月の1か月間、
今までにない充実した日々を送ることができました。

大変なことはなかったとは言わないけれど、
それは彼女が外国人だからというより
ステイしたのがたとえ実の両親でも日本人の友人でも
気を遣うという意味で同じだったのではないかしら。

彼女は自立心があり、フットワークも軽く
ちゃんと会話をしようというタイプ。
かなりつきあいやすい同居人だったのではないかしら。

私の英語力も少しは上がったんじゃないかと思います。

コミュニケーションをするという意思さえあれば、
単語量やリスニング力の欠如は乗り越えられる!
日本でこんなに密な国際交流ができるんだなぁと
改めて感動しています。

国際交流をするには、
英語力よりも家の広さよりも
心の扉をオープンにすることが何より大事なんだと痛感しました。

じつは今回ホストファミリーの打診があった時、
私の両親と、妹家族にも
「留学生の受け入れできる?」
とそれぞれ聞いてみたんです。

両親の家は一軒家で空き部屋もあります。
母はウェルカムだったのですが、父が難色を示しました。
それで✖。

妹家族は部屋の余裕もあり、興味関心もあったものの
スケジュールの都合で✖。

そう、外国の家は広いから〇で、日本の家は狭いから✖
ではないんですね。
受け入れる気持ちがあるかないか、
そこなんだと思います。

夏に海外で短期留学する人はたくさんいます。
娘の高校のお友達にもホームステイ経験者はけっこういます。
逆に、日本で留学生を受け入れたという話は
意外と聞きません。

エージェント担当者は言います。
「留学生の受け入れ先がまだ決まらないんです!
どなたかお願いできる人はいませんか?」

そう、日本の家庭の受け入れ先は足りていないんです。
日本文化に興味のある外国人、増えていますしね。

ぜひ皆さんも機会があれば、
ホームステイの受け入れをされることオススメします。

親子ともども一回り大きくなる経験ができること請け合いです!

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