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レシピ | 休日のパンケーキ 

さぁ、パンケーキを焼きましょう!

粉とミルクと卵の魔法。
私はこの魔法にいつも魅了されます。
私のパンケーキレシピの生地にバターは入りませんがしっとりとして軽くてとても美味しい。何枚でも食べられます。

何枚も重ねて


分量はとてもシンプル。ざっくりと同量!同じ数!と覚えておけばそうそう間違えません。多少バランスが変わっても大丈夫。そのくらいのいい加減さも時にはいいものです。自分が食べるのならたまには冒険も変更もあり!失敗したら基本に戻ればいいんです。

身体と心が喜ぶ【Healthy Cooking】
最初はどれにしようかと考えましたが、簡単で大好きなパンケーキから紹介します!どうぞお試しあれ!






◉基本のパンケーキ
〈材料〉

直径13〜4cmくらいのパンケーキ10枚程度
薄力粉 200g / 牛乳 200g ・ヨーグルト 200g /卵 1つ ・きび砂糖 大さじ1〜 (好みで増やしてください。上白糖でももちろんOK)・ 塩 軽くふたつまみくらい・食用重曹(タンサン) 小さじ1弱


〈道具〉

ボウル2つ(粉用と、全部混ぜる用)、泡立て器、量り/小さめのスプーンとおたまとゴムベラがあると便利
/フライパンかホットプレート、パンケーキを返すフライ返し


〈作り方〉

  1. 薄力粉を量りふるっておく。面倒だったら泡立て器でぐるぐる混ぜてもOK!なるべくダマのないように。

  2. 牛乳とヨーグルトを量って混ぜ合わせる。

  3. 2に砂糖と塩、卵を入れて混ぜたら、重曹を入れて混ぜ、粉を3〜4回に分けて入れてその都度混ぜる。(どれも毎回混ぜ合わせます。全部泡立て器で大丈夫。粉は最後です。粉っぽさがなくなるまで混ぜましょう。でも混ぜすぎはNO!ここの加減だけ気をつけて)。これで生地は完成。

  4. よく熱したフライパンにおたま軽く一杯くらい流し入れて自然に広がった形で焼きます。表面に空気の穴がぷつぷつ空いてきたらひっくり返して裏も焼く。火は弱火と中火の間くらい。

  5. お皿に移してとっておきのメープルシロップをかけて召し上がれ!もちろんバターも合います。ブルーベリーなど果物を添えてもgood!



〈アドバイスメモ〉


●13〜4cmくらいのパンケーキが9〜10枚程度焼ける分量ですが、粉と牛乳とヨーグルトだけ半量にすれば他の材料はそのままで半量分の生地になります。卵を半分にしなくていいのがいいよね。それだと粉・牛乳・ヨーグルトはそれぞれ100g、卵1こ、重曹小さじ1弱、砂糖大さじ1、塩ひとつまみ。基本みんな『1』です。

●牛乳とヨーグルトは無脂肪や低脂肪を使いますが、普通のものでももちろん大丈夫!脂肪分で食感が変わるようなので色々試してみるといいかも。ヨーグルトは水切りする必要はありません。お砂糖も私はきび砂糖が好きですがどれでもOKです。

●火加減はコツつかんで覚えていくしかありません、というのが私の実感。弱すぎる火で長く焼くとふんわりしないし強すぎると生焼けで焦げてしまう。料理は会話だなぁと思います。焼き面にきれいな焼き色がついて表面にぽこぽこ穴が開き始めながら生地がまだ乾かないうちにひっくり返すとふーっと中心が膨らんできます。目安のひとつ。

●材料はどれも家にありそうですが食用の重曹(タンサン)は手に入れましょう。スーパーの製菓コーナーを見てみるとおいてあることが多いです。ベーキングパウダーでもいいのでしょうが膨らみ方が違うようです。
※ 重曹は加熱により炭酸ガスを発生させて生地をふくらませます。 ベーキングパウダーは重曹に酸性剤や遮断剤を加えたもので加熱だけでなく水分でもふくらむのが特徴。重曹は横にベーキングパウダーは縦に膨らみます。重曹入れすぎると苦味が出てしまうので気をつけて。

●食べきれなかった分はラップに包んで冷蔵or冷凍保存できます。食べる時にはレンジで温めて。


カナダ産メープルバター

仲良しのスタイリストさんからのお土産。メープルシロップを煮詰めてバターのような食感にしたもの。とろりとしていて自然の甘味がパンケーキにとてもよく合いました。


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〜mini talk〜


パンケーキってどうしてこんなに幸せな気持ちになるんでしょう。

とびきりのホットケーキを焼くこと、香りのいいゆったりしたコーヒーを目の前でいれること___おばは昔から毎日をふと楽しくしてしまうコツをよく知っていたんじゃないかと思う。

『ヴァカンスのあとで』堀井和子

いつも心に入っている大好きな本の一説。


子どもの頃、初めてキッチンで一人で作ったのがホットケーキでした。ミックスの粉を使ってパッケージの写真と同じふっくら厚いのを目指して。けれど「待つ」ということが出来なかったのですね。早く食べたくて火を強めて焼き目をつけて「さぁ!出来た!」とナイフを入れたら中が生焼けでガックリしたことを覚えています。


大人になりアメリカへ行き始めると薄いパンケーキに夢中になりました。カリカリのベーコンやスクランブルエッグと一緒にメープルシロップをたっぷりかけて。その甘いのとしょっぱいのが混ざるのが美味しさの秘密。コーヒーも必ずたっぷりと。果物とも相性がいいので毎日でも飽きません。


在住の友人が連れていってくれるお店はどこも家庭的でとびきり美味しくて渡米のたびに何度も足を運びました。さりげない店構えでも人気のお店は賑わいが絶えないものです。


私のパンケーキレシピは、これまでに出会ってきた美味しい味の記憶をたどりいくつかのレシピを参考にしながら覚えやすく作りやすいものにアレンジされてきたもの。いつのまにか自分のオリジナルが出来ていました。

手元の牛乳がが少なかったらヨーグルトを増やしてみればいい。逆もしかり。砂糖の量も自由。そうして美味しそうなものを入れて一緒に焼いてみたっていいのです。ブルーベリー、チョコチップ、いちごに、バナナなど。いちじくとかも合うのかもしれません。りんごを煮てかけるのも美味しい。その時はシナモンをたっぷり使うのをおすすめします。レーズンも忘れずに。
もし失敗しても次回は基本に戻ってみて。そうやってそれぞれ自分の好みに近い新しいオリジナルができたら楽しいですね。

基本があれば自由になれるもの。
それは何をする時にも同じだと思うのです。



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