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二世の苦労

私の頭が発火した後。

姉は、請求書や領収書から、支出を把握しようと家探しし、私は、今後の管理に備えて、印鑑等の確認と把握などに取り掛かる。


姉から呼ばれる。件の、宗教の新聞、その請求書が束で出てきた、と。


よく見てみると、他人の契約書。なのに請求先は父。

他人の分を支払う「贈呈」というシステムの請求書のようだ。


怖い。


この宗教、まあ他の新興宗教の類もそうですが、

「私達は正しいんです。」
「その私達は、貴方の幸せを願っていますよ。」
「願ってるだけではアレなので、一緒に活動しましょう。」
「素晴らしいんですよ。コレ見てください。」

と、押しつけが強い。個人の感想です。

異論は受け付けます。二世の恨みを乗せて、相手取ります。

とりあえず、請求書に記載のある、新聞販売店4店舗に連絡し、全ての契約を即刻解除するよう依頼。

これが、意外とすんなり対応してくれる。


また今後、新規の「贈呈」契約が来た場合、販売店で止めてもらうよう重ねて依頼し、これも了承。

昔っから、やたら新聞読ませる活動をしていた両親。このシステムで購読数を競っていたと考えると、

反吐が出る。

この、長年の活動も、認知症症状だったら良いのに。



この後、携帯料金プランの見直しをショップに赴き処理し、終了。

ここでも紆余曲折あったけど、割愛。


長い半日が終わった。

姉を駅まで送り、帰路に就く。たかが半日なのに疲労困憊。

さすがの姉も、口数減ってたなぁ。

帰宅すると、姉からLINEが。

「今年は、バリウムの排出がうまくいくことを、願っています。」


私も祈らせていただきます。合掌。


続く。

この話の、前半はこちら。↓

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