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認定調査、当日

2024/08 中旬。父の介護認定調査「基本調査」当日。

本日の車のお供は、石野卓球。

心地よいグルーヴが、思考と感情を平坦にしてくれる。



道中、なぜか母から着電。

母「まだ退院できないのよー。先生が勝手に延ばすからさぁ。何とか言ってよー。」

私「あのさ、糖尿病が悪化したのは自己責任じゃない?それを治療してもらってるのに、その言い方は何?そもそも薬も飲まず、注射も適当にやってたからでしょう。ふざけた事言うのも大概にしなさいよ。」

車内ひとりなので、遠慮なく。そして電話を切る。

せっかくフラットな感情になってたのに、不愉快。

到着。

父のゴミ捨てに鉢合う。大量の酒の缶。

自宅に入ると、小綺麗にしてある。

先日来た姉が片づけたのか、と思ったが、テーブルの下には、詰め込んだであろう日用雑貨が、ごちゃー。


人が来るから、見た目は綺麗にする。その感覚は残っているようだ。

予定通りの時間に、調査員の方が来られる。感じの良い女性、同じくらいの年代の方かな。


まず、父から聴取。

「間違っていても、それは違うと思っても、何も言わずに聞いていてください。」と事前説明。



常に年配者を相手にする調査が故、とても丁寧。

最近は他者に易怒性を発揮する父が、ちゃんと話を聞き、指示に従っている。

書類の片づけをしながら、耳ダンボ。

定冠詞「失礼かとは思いますが…」「確認ですのでご協力ください」「答えにくい事をお聞きしますが…」など、配慮があちらこちらに。

「身体機能・起居動作」「生活機能」「認知機能」「精神・行動障害」「社会生活への適応」の5項目に沿って、澱みなく進行。

さすが、プロフェッショナル。

その後、父には席を外してもらい、項目の擦り合わせを行う。聞く内容は、より細かく。

認知症を確認した、あのファーストインパクトについて話すと、

「え⁉︎そんな事が⁉︎それは詳しくお聞きしないと。」

お役所仕事とは決して言えないくらい、根掘り葉掘り。A4の調査用紙、裏表に色々びっしり記入している。

この後、見返して「?」とならないか、心配になる。


「しっかり書かせていただきますね!」


認定される介護度が上がるよう、頑張ります、と。ほんとありがたい。ちゃんと家族の事を考えてくれるタイプの方。



1時間程で調査終了。

恐らく次の予定があるのか、そそくさと帰られる。

お忙しい中、ありがとうございました。


続く。

文中に出てくる「ファースト・インパクト」はコチラ。↓


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