『がんばりすぎない技術』裏話②
前回の記事では、「どうしても表現したかった」という僕の想いをお伝えさせてもらいました。今回は「どうしてがんばりすぎない”技術”」というタイトルにしたのか、という想いをご紹介していきます。
前回の記事でも書いたように、「あり方」を伝える、というのは僕自身がずっとやりたかったことでした。様々な研修会に出ても、最後の方に「こういう技術もありますが、やはり大事なのは”あり方”なんですよね。」というお話しを耳にすることが多くありました。
だけど、「じゃあ、どうしたらその”あり方”って成長させられるの?」というお話しってほとんど聞いたことがなく…”あり方”が大事なのはわかるけど、じゃあどうしたらええねん!という疑問はずっと持っていました(笑)。
そう思っていた時に、友人から『あり方で生きる』という本を紹介してもらいました。「おお!こんなにもストレートに”あり方”を解いてくれている本が出たのか!」と嬉しく思って読んでみると……「”あり方”はコミュニケーションに出る」ということが書かれていたのです。
コミュニケーションって「技術」という側面もあるよね?というところから、ピン!とつながったんです。「その人その人の”あり方”ってその人が無意識に行っている”やり方(≒技術)”の中に現れるよね」と。
僕自身も、”あり方”の探求をずっとテーマにしてきましたが、その時には「モーニング・ページ」だったり、「旅」だったり、具体的な行動、やり方を通して、自分自身の”あり方”を探求してきたなあ、ということに思い当たります。
”あり方”という言葉だけ聞くと、雲をつかむような話に聞こえるけれど、具体的な行動を通して、”あり方”にアプローチできるんじゃないかな、と思ったのです。茶道の世界では、徹底的に「型」の鍛錬を行い、身体化していくことで、「型」の奥にある真髄に迫る、とも言われています。
その人の”あり方”はコミュニケーションなどの「行動(≒技術)」に現れますが、理想のあり方に近い「行動」を学ぶことで、「行動(≒技術)」の奥にある”あり方”に触れられるのではないか……
そして、「技術」という言葉がタイトルに入っていると、読者の方々にも手に取ってもらいやすいかな?ということも考えていたのです。
そんな中、編集者さんとのやり取りの中で「がんばりすぎないの目的は先生と子ども達の笑顔のためですよね?」ということで話がまとまり、『仕事の「しんどい」がスーッとほぐれる! 先生のためのがんばりすぎない技術~子どもたちの笑顔あふれるクラスをつくるための本!~』というタイトルとサブタイトルができあがりました。
この本の中には、自分の”あり方”を見つめる具体的な技術も紹介しています。ぜひ、お手に取ってください!Amazonその他書店にて絶賛発売中です!!
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