一息抜いた生活で大事な時に力を発揮する。忍術秘伝書「万川集海 軍用秘記」
忍術秘伝書の万川集海 軍用秘記(兵法、戦術の書)の中の、「懸り口」という項目から人の疲労と大事な時に力を発揮する方法について考えます。
・懸り口(三息の見積り)
合戦で攻撃を仕掛けるときは、普段のように静かに歩いて敵に近づく。静かなら号令や合図を伝達することが可能で、軍全体の動きを統一できる。逆に足早に侵攻すると、全体の動きを統一しきれず隙が生まれてしまう。
人は三息使うと必ず疲労する。初めての交戦(接敵)で一息使う。敵までの距離が遠く、走って間合いを詰める(侵攻する)のに一息使う。合戦中(戦闘)で一息使う。合計で三息使うと、完全に疲労してしまう。
そのため、間合いを詰める時は静かに歩くようにして、初めての交戦(接敵)と合戦(戦闘)の二息だけ使うようにして、一息残すようにする。そうすることで、敵と槍を合わせる時に鋭く攻め掛かることができる。
「息」精神力と体力を温存して、大事な時に発揮する
ここで言う「息」とは精神力と体力のことで、三息消耗すると精神力と体力がゼロになってしまい力が出せなくなってしまいます。
一番大事な時のために「一息」残しておくことで、ここぞというタイミングで大きな力を発揮できる。また、余裕を残して戦うことで万が一の事態に対応できるようになるということです。
これは、合戦だけでなく仕事や生活でも応用が効くのではないでしょうか?
せわしなく生活する現代、ストレスから自分を守るために、力を抜くところと入れるところを考えて、一息余裕を持って生活してはいかがでしょうか?
🥷忍者の思考と精神を身につけるべく、日々修行を行ってますので見届けてもらえると幸いです。あとお仕事のご依頼もお待ちしております🙇♂️。サポートは兵糧(ひょうろう)に使わせていただきます。 WEB:https://shinobi-design-project.com/home