美術館でわかってる人になりたい!
ある浮世絵展に行って来た。
北斎やら広重やら写楽やら
恥ずかしながら教養が無くて全然分からない
革新的な作品だけ見ても、それぞれの絵がその時代の主流や流行り対してどう革新的であったか、どう秀でてたののかはその時代の革新的じゃない方に理解が無いと全然分からない!
だから帰ってから色々その時代の絵について調べたんだけど結局何も分からない人になった
大体の解説が「それ迄とは違った」って言うけど!
そのそれ迄を解説してくれよ!
そこが知りたいんだよ!
やっぱりその時代に生きた人々以外にとっては体系的な学習をするしか無いのかな
そこ迄するのは流石に面倒なので
映画なら少しは空気感を味わえるかなと思って
HOKUSAIって映画を観たんだけど
前半で退場する版画商人の阿部寛が映画の雰囲気を全て持って行ってて
北斎の凄さじゃ無くて阿部寛の存在感の強さを感じる映画になってた。
あの映画見た人の大体が最初に思う事が「阿部寛は北斎じゃないんだ…」だと思うよ
まぁ結局浮世絵は全然分からなかったけど
北斎が当時の人気作家とタッグを組んで挿絵書いてた話とかはラノベ全盛期にオタクしてた自分としては現代まで受け継がれるオタクの血に心動かされた部分もあった。
分かるところだけ楽しむのも何ら問題無いわけだし
ゴッホの絵は分からないけどゴッホがゴーギャンと喧嘩して耳を切り落としただとか
汚部屋だった北斎は散らかし尽くしたら引越ししてたので生きた歳より引っ越しの回数が多かっただとか
凡人だからこそ憧れる偉人の狂人エピソードを楽しむといった。
まぁそういうところで折り合いをつける事にする。
それに希望はまだある。
それ迄の勧善懲悪物とは違ってイデオロギー同士の戦争を上手くロボットアニメに取り入れたガンダムが凄いとか
愚行に対しての罰としてのストーリーラインがあったキリスト圏のホラー映画史に呪怨やリングの様なジャパニーズホラーが与えた「何もして無くても呪われる」といった恐怖とか
そういう今生きている事で理解出来る現代の文化もあるので後200年ぐらい生きたら美術館の後ろでニチャっと出来るかもしれない。
したいなぁ!