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『スターツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー』全ルート分岐まとめ(復活アーカイブ版)

復活のご挨拶

この記事内容は、12年前から更新していた老舗の検証で、Googleで「スターツアーズ」と検索すると、公式サイトとWikipediaの次に表示されていたものです。まとめ記事などは、本記事を参考にされていたものを沢山みかけましたし、アトラクションの待ち時間に確認される方も多かったようです。そして、新ルートが増えると、ディズニーランドのファンの方が連絡してくださるコミュニケーションも大変楽しかった思い出です。残念ながら、掲載していた「ブロマガ」がサービス終了になってしまい、長らく公開しないでいました。今回、過去のアーカイブを兼ねて、再掲載します。

■注意:新分岐の更新はまだ

ただし、近年の『マンダロリアン』シリーズの新分岐等は、この記事の時点では反映していないのでご注意ください(474通りより多くなりました)。反響次第で更新します。少々ルートが足りていない状態ですが、大部分は網羅されています。また、極端なスターウォーズファン目線の文章としてもお楽しみください。

▼DISさんに作成いただいたルート表。後程もう一回載せます

超・長文です。ゆっくりお読みください。中盤から読むのもありかも。

以下、2021年までの内容を基にした記事。文字の色や、画像(AMAZON引用)が、当初と異なる為、読みづらいところもありますがご了承ください。
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A long time ago in a galaxy far, far away....

ここでは、当時の画像(映画の歩き方になっています)。毎回「●●通り」を更新していた

■更新履歴抜粋

※2016/8/7に再々更新。「192通り」だと思っていたのですが「336通り」でした。奥が深い。
※2017/5/17 さらにコメントいただいて更新。ただし、新たに発見されたウーキーターザンアクションが、新分岐か、修正かは現時点では不明
※2017/5/21 レイア姫ルートが日本で出なくなっていることを言及
※2017/6/21 タトゥイーンのランドスピーダー分岐を追加。キャッシークでターザンルートを分岐と確定。遂に「504通り」に。
※2017/11/21 エピソード8キャンペーン仕様の情報更新。キャンペーン後は、色々仕組みが変わりそうですね。
※2017/12/11 ずっと気づかなかったホスルート分岐を言及。
※2018/1/16 トリビア的なネタを複数追加
※2017/11/20 最後のジェダイルート更新
※2018/3/21 最後のジェダイルート終了に合わせ更新。レイアルート復活
※2018/3/23 組み合わせが減ったので計算式を更新
※2019/7/10 細かい文言と、「仲間」と呼ぶことについて言及
※2020/1/6 スカイウォーカーの夜明けルート更新
※2020/8/2 コロナによる閉園からの再開後のルート更新。レイルートなども。
※2020/12/15 DISさんが作成した図がわかりやすかったので、許可いただいた上で追加。私のスパゲッティコードのような文章が理解しやすくなるかと

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スターツアーズ:
ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー
全コース分岐まとめ
STARTOURS : The Adventures continue
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過去のアトラクションのアップデート

A. EPISODE7『フォースの覚醒』コース追加
・惑星ジャクールート追加
・BB8ルート追加

B. ダースヴェイダールートが分岐
・ボバ・フェットが登場することが

C. タトゥイーンルートが分岐
・ランドスピーダーがレース中に登場することが

D. ホスルートが分岐
・トーントーンに乗った反乱軍兵士が登場することが

C. キャッシークルートが分岐
・ウーキーがターザンロープアクションすることが

D. コルサントのルートが分岐
・ミレニアムファルコンが登場することが

E. 惑星ナブーのルートが分岐
・ジャージャービンクスがぶつかる ことが
・ナブーでの ピットドロイド がペンキをぶつけることが

F. EPISODE8『最後のジェダイ』に合わせたコース追加
・複数のルート追加。

G.EP3-4の世界観 と EP7以降の世界観が混ざらなくなった。ある意味冒頭で分岐し、また組み合わせが減ったぶん、パターンが減った

H. EPISODE9『スカイウォーカーの夜明け』に合わせたコース追加
・ケフバー、ランドカルリシアン、エクセゴル、元の宇宙船に戻る

I.ジャクーのルートが分岐。ランドがEP7以降パターンで全て出る可能性が。締めがバトゥーと宇宙船の2パターンへ。

・ジャクーでフィンの代わりにレイが登場することも
・EPISODE9『スカイウォーカーの夜明け』に合わせたコース追加されたものが、Fのルートと混ざった

★全474ルート仕組み解説★

474ルートというのは、映像474種類ではなく、映像の組み合わせが474通りという意味。

X. EP3とEP4の間 頃の世界観
(宇宙港2パターン+ヴェイダー分岐1パターン)× (最初に訪れる惑星3+タトウィーン分岐1パターン+ホス分岐1パターン+キャッシーク分岐1パターン)× (ホログラムメッセージ3パターン) × (2番目に訪れる惑星3パターン+ナブー分岐3パターン+コルサント分岐1パターン )= 全378ルート

Y. EP7以降の世界観
(宇宙港 ミレニアムファルコン遭遇ファーストオーダー版1パターン+カイロレン1パターン)× (フォースの覚醒ジャクー分岐2パターン+ ケフバー1パターン)× (BB8 1パターン+マズカナタ1パターン+ポーダメロン1パターン+ランド1パターン) × (クレイト1パターン + エクセゴル1パターン)×(スターウォーズランド惑星バトゥー1パターン + 元の宇宙船に戻る1パターン )=全96ルート

2つの世界観が混ざることはない。

つまり、
a.パターン数は (3×6×3×7)+(2+3+4+2+2)= 474通り
b.映像の種類は (3+6+3+7) + (2+3+4+2+2)= 32通り

である。

これらを、ひとつずつ解説していきたい(後述)。

※スパイを 「彼女」「彼」「仲間」と呼ぶかを鑑みるともっとパターンは多い。「仲間」のパターンは近年登場

DISさんが作成した図(2020/12/15追加)

X. EP3とEP4の間 頃の世界観

■宇宙港3パターン

◇ミレミアムファルコン遭遇パターン
重要なのは、公式発表では登場キャラクターとして書かれていない、ハン・ソロがちらりと登場していること(最近ではディズニー公式の文献でも書かれている気がしますが)。探査ドロイドに目をつけられ、背後ではミレニアム・ファルコンが止まっているシーン。ここで、探査ドロイドがアップであること、観客の顔を写真を撮るなど笑いが出るシーンがあることから、ハン・ソロに気づきにくい。気を取られずに後ろの方をチェックしましょう。

このハン・ソロ。EPISODE4のように、帝国軍と銃撃戦をくりかえしながらミレニアム・ファルコンで脱出しようとしています。チューバッカは直後にキャッシークで出会えるルートがあるので出てきません。EP4直前と仮定すれば、本来はこの頃、一緒に行動を共にしている設定になっています※

※ハン・ソロはチューバッカを助けた為に帝国軍を追放され、ならず者になる。個人的にハン・ソロが帝国軍出身という設定はあまり好きではないですが。チューバッカとパートナーになった後、ミレニアム・ファルコンを手に入れる。なので、真面目に設定を考えれば、ハン・ソロがミレニアム・ファルコンに乗っている時点で、チューバッカと一緒にいるのが自然。『スターツアーズ2』の時点で、チューバッカは里帰り中なのでしょうか。

その外、このパターンではスターデストロイヤーが登場。EPISODE3の終盤にお目見えした、EPISODE4-6の主力戦艦です。また、AA-9コルサント・フレーターも出てきます。こちらは、EPISODE2でアナキン・スカイウォーカーとパドメ・アミダラがナブーへ向かう際に登場した輸送船と同型のもの。探査ドロイドは別型でエピソード5のものが有名でしょうか。黒色の帝国軍らしいデザインになっています。

曲は『Here they come』で、EPISODE4でデススターを脱出する時のもの。

◇ダース・ヴェイダー遭遇パターン1
ダース・ヴェイダー(若しくは、ダース・ベイダー)
は、ライトセイバーの剣劇が見れるなど、旧スターツアーズでは見られなかったサービスシーンを繰り広げてくれます。ちゃんと、声はジェームス・アール・ジョーンズ氏のものです。また、設定だけ存在した、スカイトルーパーが出ていることにも注目。

本パターンで、私が好きなシーンはC-3POがヴェイダーに名前を名乗ろうとするも失敗する場面。雑な扱いを受けるC-3POらしいシーン。さらには、ヴェイダーが、昔自分で作ったドロイドに気づくチャンスを逃したという運命性を感じます。

もともと旧三部作では彼らはニアミスばかりで面と向かって出会っていません。①オビ=ワンがアナキンの話をするときは自ら電源を切っている。②デススターではヴェイダーはオビワンとルークを視認するのみ。③クラウドシティでは壊れて、ハン・ソロとヴェイダーの会話には立ち会わず。④カーボナイトのシーンでは、チューバッカの背中に後ろ向きにくくりつけられていてお互いを視認できていないはず。⑤ヤヴィンの戦いではお互い戦場が異なる。といった実例があります。

これまでの映像シーンでは、一番彼らが"出会った"と言えなくもないですが、ヴェイダーは宇宙船の中の3POの顔は見えなかったのではないかと予想しますし、名前も聞けず終いでした。

3POとヴェイダーのニアミスだけでなく、R2-D2vsヴェイダーが直接闘うという点でも貴重かもしれません。尚、このヴェイダーについて欲を言えば、マスクが私好みの形状じゃないのと左右対称すぎる。歩いている方がヴェイダーっぽいと思うこと空から降りてくる演出はありですがが気になります。

曲は『帝国マーチ』。後半はEPISODE5やEPISODE3で使われた曲が混じっています。

◇ダース・ヴェイダー遭遇パターン2 ※NEW
賞金稼ぎのボバ・フェットが控えているパターン。ジェットパックで飛んできて格好良い。『ジェダイの帰還』時よりもサマになった角度の飛行。ダース・ヴェイダーと一緒にスカイトルーパーだけでなく、彼も飛んでくるのだ。『帝国の逆襲』と同じように、ヴェイダーとフェットの組み合わせが拝めるのも良い、お得なルート。

■最初に訪れる惑星 6パターン

◇ジャクー ※NEW
エピソード7『フォースの覚醒』のアップデートで登場。ミレニアムファルコンでジャクーを脱出する場面が再現されている。C-3POの「嫌な予感がする」のセリフは、スターウォーズの伝統的な言葉。他のルートでも言われることが。

映像ではフィンが登場。そして、微笑ましいのが、映画にも登場したゴミ漁りの登場するところ。スターツアーズのロゴを引っぱがす正直、メカのパーツでもないのであまり高く売れないと思うが…。彼らのうち、映画に登場したキャラだと、黄色い機械腕の"クラッシャー"ローダウンが判りやすい。
また、星を飛び立つ瞬間に、ファルコン号がチラりと改めて見えるので見落としなく。こう言う細かいところが、スターウォーズらしさだと思う。

◇タトウィーン1
タトウィーンはEPISODE5以外の全ての映画で登場する惑星。当初から『スターツアーズ』で予告されていた、ブーンタ・イヴ・クラシックポッドレースが見れます。EPISODE1と同型のポッドで参戦しているものが多数。ポッドレースは危険なため、ポッドは壊れやすい設定ですが、意外と修理され続けているor同型が作られているようです。尚、EPISODE1と時系列で10年の隔たりがあるEPISODE2のナイトクラブでも、EPISODE1と同型のポッドが活躍している映像が流れていました。

セブルバも、EPISODE1と同型のポッドで参戦。元々の設定では、EPISODE1でアナキンに敗れたセブルバは、壊れた自身のポッドの代わりに、アナキンのポッドを買い取ったことになっています。EPISODE1に出てきたポッドが出ている方が観客は作品に入り込みやすいので、私のようにあげ足は取らずに観るのが得策でしょうが。通常はR2-D2が映る右側の画面で、ポッドと合体する様子が俯瞰して観れるのと、悔しがる?セブルバの様子が観れるのが楽しい。

ジャバ・ザ・ハットが小さくても登場していないか見極めたかったのですが、現状発見できておりません。エピソード1の時は、遠巻きの映像ではレースの観客は綿棒で制作していたことがメイキングで語られていましたが、今回はどうなんでしょうね。

◇タトウィーン2 ※NEW!
上記1のポッドレースの終盤にて、ランドスピーダーが画面左の方を走っていく。タイミングは、ジャンドランド渓谷を抜けた後、セブルバが攻撃してくる少し前である。

色合いからすると、エピソード4でルーク・スカイウォーカーが使用していたものと同様のデザイン。型番はX-34ランドスピーダー(X-34 landspeeder)であろう。ただし、後ろ向きなので、乗っている人物の顔は見えない。とはいえ、現スターツアーズで唯一の、ルーク・スカイウォーカーに会えたかもしれないルートである。

ちなみに、エピソード1にてポッドレースが駆け抜けた渓谷と、エピソード4にてルークがR2-D2捜索の為にランドスピーダーで訪れた渓谷は同じ設定である。また、エピソード1では、背景に緑色のランドスピーダーが登場している。

◇ホス1
EPISODE5で反乱軍の新たな基地として登場した雪の惑星。今回の旅で一番旧三部作らしさを感じる旅。未開の惑星でしたが、この時代で一度、戦いがあったことが判明。AT-ATスノースピーダーの戦いを近くで見ることができます。貨物船の脱出、ワイヤでのアクションなど、EPISODE5のホスの戦いの見所が凝縮されている。

また、最初の方の雪原で、EPISODE5でルークが乗っていた生物トーン・トーンが群れになって?2匹ほど走っているように見えます。すごく小さいです反乱軍のスノースピーダーが登場するあたりである。さらに、雪山にワンパがいてもおかしくないと思っているのですが、見つけられていません・・・いまのところ・・・。

◇ホス2 ※NEW
反乱軍兵士がトーン・トーンにまたがる形で登場。群れのトーントーンとは別で、こちらのトーントーンは視認しやすく、さらに、鳴き声がもあげているので判りやすい。画面右側、スノースピーダーが登場してちょっとしたら登場。ちなみに、トーントーンの鼻の穴は4つです。

◇キャッシーク1
スターウォーズ・ホリデー及びEPISODE3に登場した惑星キャッシーク。出番が少ない星なので、このスターツアーズ2で観られる映像は大変貴重。前半の4惑星で私が一番行きたいのはこの惑星かもしれません。より、ウーキーの惑星の側面を確認することができます。

窓に張り付くチューバッカスピーダーバイクキャンセルのを見ていて楽しい。個人的注目は、ナブー原産の設定のペコペコという生物がいること。キャッシークにもいるのですね。

音楽は『森林の戦い』。EPISODE6でイウォークが戦うときに使われていた曲。

◇キャッシーク2 ※NEW
1で筆者が個人的注目と記載していた「ナブー原産の設定のペコペコという生物」が空を飛んでいる様子が、「ウーキーのターザンアクション」に置き換わっている。ウーキーのターザンアクションはEPISODE3にも登場している。

■ホログラムメッセージ 3パターン

◇レイア姫 ※2018年3月復活
EPISODE4のときのようなレイア姫の助けの求め方ににやりとできるシーン。オビ=ワン・ケノービではなく"スターツアーズ"に助けを求めているのにニヤリとできる。音楽は『レイアのテーマ』。ただし、キャリーフィッシャーさんがお亡くなりになった影響で、少なくとも日本では見れません。海外では見れているという情報もあります(2018年1月追記: パリ版では出ていたとの情報いただきました )。「今後のレイア姫をCGで表現するのか」という議論がディズニーでもあったのでその影響の可能性もありますが、個人的には「夢と希望の王国で、人の死を思い起こさせるのはやめよう。現実の嫌なことを思い出すルートはしばらく出さないようにしよう」という判断だと考えます。

[連絡]
出なくなっていたレイアルートが復活しました!2017年5月現在、レイア姫登場ルートが少なくとも日本では出てこなくなっています。レイア姫を演じた、キャリー・フィッシャーさんがお亡くなりになった影響だと思われます(後述)。尚、パリ版には出ているとの情報いただきました。

追悼: キャリーフィッシャーさん

◇ヨーダ
ダゴバに籠った後も活動していることが判明できるヨーダ。声はしっかりフランク・オズ氏が担当。音楽は『ヨーダのテーマ』

◇アクバー
EPISODE6とEPPISODE7に登場した反乱軍の偉いカラマリ人、アクバー提督。「これは罠だ(It's a trap !)」というセリフが有名。

■2番目に訪れる惑星 7パターン

◇ジオノーシス小惑星地帯&デス・スター
注目点が多いルートの一つ。まずは、概略。最初に、ジオノーシス小惑星地帯でスレーヴⅠの追跡。その後、建設中のデス・スターへ。デス・スターの設計図はジオノーシスで初登場したので、この星との関連性はある。最後はワープして、反乱軍の基地へ。これらの各ポイントについて見ていきたい。

最初のジオノーシス小惑星地帯でスレーブの追跡。EPISODE2でオビ=ワンと賞金稼ぎジャンゴ・フェットが繰り広げた場でもある。その息子、ボバ・フェットが同じくスレーヴⅠにて攻撃をしかけてくる。

次に、建設中のデス・スターに遭遇(実際は、惑星に到着した直後からチラチラとデス・スターが見えている)。

アトラクション公開前の予告編と異なるのは、ダース・ヴェイダー襲撃シーン。ヴェイダーの声が挿入されるので彼自身であることは明白。アトラクション開設時の予告編では、戦闘機が何機も群れになってすれ違っていった、実際のアトラクションでは、ヴェイダー機と護衛の合計3機。EPISODE4のときのヴェイダー襲撃の数に合わせ、彼が襲ってきたことを判りやすくしたのでしょう。ちゃんとヴェイダーのみ特別機TIEアドヴァンスト1になっています

また、デス・スターを脱出する瞬間にも大注目。皇帝やヴェイダーが乗るインペリアル・シャトルが見える。

そしてそのタラップから、皇帝のロイヤルガードと思われる赤服の集団が降りてきている皇帝の姿までは確認できていないが、ヴェイダーだけでなく皇帝とまですれ違ったのだと思うと大変興奮するではありませんか。

この後、 EPISODE2にも登場したサイズミック・チャージで、スレーブ1が攻撃してくる。筆者として注目すべき箇所は、正面の画面ではなく、脇の画面に登場する操縦席内のボバ・フェットの様子だと思う。そもそも、人気キャラクターにも関わらず、本編登場が少ない彼の様子が少しでも拝めるのだ。ヘルメットの照準(アンテナのようなもの)を下げているのが素晴らしい。しかも、スターツアーズのボバ・フェットはセリフまである。ボバ・フェットのセリフの短さを まとめた ファン制作の動画があるくらいだ。有難い限りだ。

最後に着陸するのが、反乱郡の船ホーム・ワン。カラマリ人が作った船で、EPISODE6に登場する主力戦艦。正面画面ではないですが、脇の画面でアクバー提督も登場(つまり、ルートによっては彼は2回出会える)。ルーク・スカイウォーカーが乗ったXウィングYウィングといった主力戦闘機も見れて感涙もの。EPISODE6及びEPISODE3特典映像、新作ローグ1に出てくるモン・モスマが出迎えてくれます。役者さんは違って見えます。

いつの間にか、出現確率が低いレアなルートになっている可能性あり。

◇ コルサント1※従来
EPISODE3のようなコルサント上空の戦闘に出会える。時代設定としてちょっと興味深いのは、分離主義者の船やドロイドが戦闘をしているところ。

EPISODE3にて帝国旧共和国に殲滅され、戦力となるドロイドは起動停止されたはずの分離主義者。この様子を見ると、どうやら、まだ抵抗を続けている模様。帝国側も170型スターファイターなど、EPISODE3の戦闘機が現役で活動中。バズ・ドロイドは今回もR2-D2にやられます。

惑星内に降りてからは、EPISODE2のチェイスのように、エアスピーダーの中をくぐり抜ける。隠れミッキー(ミッキーの輪郭の青白い光)は、トンネルに入る直前の画面右下にぼんやり見える。ビル内のトンネルに入るところで、EPISODE2で死んだザム・ウェッセルのスピーダーと同型のものとすれ違っているように思えるのですが、気のせいでしょうか。

最後はプラットフォームに着陸。エピソード1-3で何度か登場したプラットフォームを想起させる。最後に視界に見えるのは、今回、皆が乗っているスタースピーダーが他にもが停泊しているところ。

◇ コルサント2※NEW
1のオチにおいて、スタースピーダーではなく、ミレニアム・ファルコンが停泊しているパターン。1はオチがちょっと地味なので、2の方が満足度が高いかもしれませんね。今回の追加で、1つの旅で3度、ファルコン号に出会える可能性があることになりました。ミレニアムファルコン遭遇ルート、ジャクールート、コルサントにてミレニアムファルコン遭遇。

尚、筆者は未確認ですが、このルートのファルコン号の運転席にはチューバッカがいるとのコメントをいただきました。冒頭の宇宙港パターンではハン・ソロしかいませんでしたからね。キャッシークルートを通った場合は、チューバッカに二度会えることになります。

◇ナブー1※従来
EPISODE1の主役戦闘機、N-1スターファイターの戦いが見れる。通商連合バトルシップバルチャードロイドも健在で、EPISODE7が混ざったことを忘れれば帝国時代にも関わらず性懲りもなくナブーを襲っている模様。
湖に落ちる前に、シード宮殿と思われる町がチラリと見えるのでチェックを忘れずに。水の都、グンガシティでは、ボンゴオピー・シー・キラーサンド・アクア・モンスターコロー・クロー・フィッシュなどが登場。ターパルス隊長も登場。

小魚の形状もEPISODE1の通り。
オチも楽しく、N-1スターファイターのお尻に突っ込み、窓ガラスが破壊される。

◇ナブー2 ※NEW
上記ナブー1のグンガ・シティの入り口で、ジャージャービンクスが、スターツアーズの窓にぶつかるパターン。見ていて、結構楽しい。

◇ナブー3 ※NEW
上記ナブー1で、オチの 窓ガラスが割れないパターン。怒ったピットドロイドが、黄色いペンキをブチまける。

◇ナブー4※NEW
2と3の複合。ジャー・ジャー・ビンクスが窓にぶつかり、かつ、怒ったピットドロイドがペンキをぶちまける。

■ナブーオチ分岐について
もともと筆者が把握していたのは、1と3だったのですが、コメントいただいた後、2と4も確認できたので追加しました。筆者自身は巡り合っていないですが、2016年以降にyoutubeに投稿された動画を見る限り、1-4どれもあったので、おそらく問題ないかと。

Y. EP7-9の世界観

■宇宙港2パターン

◇ミレミアムファルコン遭遇パターン(ファーストオーダー版)
これまでのミレニアムファルコン遭遇パターンをほぼ踏襲しているが、帝国軍ではなくファーストオーダーによる尋問になっている。尋問ロボットに疑われるのは変わらない。音楽はファーストオーダー仕様。ファンとして一番の見所は、ミレニアムファルコンのアンテナが、エピソード7以降の仕様に置き換わっていることだと思う。これ以外にも、音楽を含めてエピソード7以降仕様になる(ちょっと不安感をあおる)。ファルコン号の入り口で銃撃戦をしているのは、ポー・ダメロン(ジャクー潜入時のコスチューム)っぽいが、ちょっと違和感・・・レイであるという説もあります。BB-8もいる。

尚、このルートの冒頭左に出てくるのは、アニメ『反乱者たち』の主要船、ゴースト(Ghost)にどことなく似たデザイン。同型の船の可能性もあり、ディズニーのディレクターも「ゴーストだ」と発言しているらしい。ちなみに、ゴーストは映画『ローグ・ワン』の戦闘場面にもちらりと登場しています。

◇カイロ・レン遭遇パターン
ダース・ヴェイダー遭遇
パターンを踏襲しているが、孫のカイロ・レンに差し代わっている。ヴェイダーとの悪役っぷりの違いが感じられて面白い。音楽も変化。
カイロ・レンのマスクが変わっていないので、正確にはEP9verとは言いづらい。

■最初に訪れる惑星 3パターン

◇ジャクー1通り目(フィン)
エピソード7『フォースの覚醒』のアップデートで登場。ミレニアムファルコンでジャクーを脱出する場面が再現されている。C-3POの「嫌な予感がする」のセリフは、スターウォーズの伝統的な言葉。他のルートでも言われることが。

映像ではフィンが登場。

そして、微笑ましいのが、映画にも登場したゴミ漁りの登場するところ。スターツアーズのロゴを引っぱがす正直、メカのパーツでもないのであまり高く売れないと思うが…。彼らのうち、映画に登場したキャラだと、黄色い機械腕の"クラッシャー"ローダウンが判りやすい。
また、星を飛び立つ瞬間に、ファルコン号がチラりと改めて見えるので見落としなく。こう言う細かいところが、スターウォーズらしさだと思う。

◇ジャクー2通り目(レイ)※NEW
映像通信がフィンではなくレイになっているパターン。ミレミアムファルコン遭遇パターンではレイなのかどうかよくわからないので、悪くない更新ですね。

◇エンドア星系ケフ・バー※NEW
C-3POの「エンドアの月は通り超したぞ」という台詞が初代スターツアーズのオマージュとなっているところがポイント。今回は同じエンドアの月といっても、EP6でイウォーク族がいた「エンドアの緑の月」ではない(初代スターツアーズでも着けなかったので行ってみたいものの)。EP9で第二デススターが墜落していた海の惑星「ケフ・バー」へと到着する。
劇中のように大波をかき分ける場面では、R2-D2が波を被ったあとで、水を吐き出すのにも注目。その後、なんと、EP4の初代デススターのゴミだめにてルーク達を襲ったモンスター ダイアノーガが登場する。


第二デススターにも生息していたのが、墜落後に繁殖したということか?ちなみに、米国スターウォーズランド(ギャラクシーズエッジ)にもダイアノーガが生息している。

■ホログラムメッセージ 3パターン

◇BB-8
EPISODE7で一躍人気者になったBB-8。

◇マズ・カナタ
EPISODE7から登場した女性伝導者。EPISODE8の通信に似せた演出。

◇ポー・ダメロン
EPISODE7から登場したヒーロー。

◇ランドカルジリジアン将軍※NEW
C-3P0やR2-D2と仲良く会話。
EP9もこうやって仲間を集めたのであろう。

■2番目に訪れる惑星 2パターン

◇クレイト
予告でも目立つ、惑星クレイトの戦いを堪能できる。

ゴリラの動きを元にしたと言われる新メカAT-M6も登場。

さらに、画面右のR2-D2枠には、ハックス将軍も現れる。

◇惑星エクセゴル※NEW
レジスタンスとファースト・オーダーの実質の最終決戦の場所。Xyston-クラス スターデストロイヤーや、シスエターナル戦艦など、初出の宇宙船が登場。Xウィング、Bウィング、TIEファイターなど総決戦の戦いだが、ちょっと観づらいかなあ。雰囲気を楽しみましょう!

「もうおしまいだ」「確率〜」など、C-3POの過去作品の台詞のオマージュも多い。

■フィナーレ 2パターン

◇バトゥー
3番目の惑星、Batuu(読み方はバトゥー)へと流れ着く。ここは、米国スターウォーズランドで登場する星であり、ディズニーの今後の展開の本気が感じられるオチである。筆者が現在お蔵入りにしている、スターウォーズランドに関する分析記事で「この惑星がエピソード8以降の映像作品に登場したら、笑いながら拍手する」と記載したのだが、果たして今後はどうなるか。
さて、この旅の終わりは意外と目の行き所が多い。ざっくり、左を見るか、右を見るか、中央を見るか、である。

1.まず、やや左を見た場合、BB-8と同型のドロイド2体が突き合いをしている。

2.次に、右を見た場合、 GNKパワードロイド(Gonkドロイド)という、惑星タトゥイーンでよく見かける動く電源ドロイドがすっ転ぶ

EPISODE4でジャワに捉えられていたGNKドロイドが「ゴンク、ゴンク、ゴンクですよ。高円寺です・・・」と日本語でしゃべって聞こえるというネタが懐かしい。そんな、ドロイドだ。

3.最後に、中央を見た場合、EPISODE5で登場した賞金稼ぎのIG-88の同型ドロイドが登場。映画本編登場時間の割に、結構商品化されている人気ドロイドだ。

あくまで「同型ドロイド」と表現しているのは、EPISODE5のIG-88は惑星ベスピンでボバ・フェットに倒されており、『最後のジェダイ』の時代には稼働していないからだ。尚、ベスピンでやられたIG-88はEPISODE5のゴミ処理場の場面で、白コゲになっている様子が確認できるので知らない人は本編をチェックである。ちなみに、厳密に言うと「IG-88の同型ドロイドは、IG-72という例外を除き、この時代には存在しないのでは?」と、考えることもできるが、現在のルーカスフィルムの最新設定はちょっと違う気がするし、そもそも、おおらかに見た方が楽しいと思う。筆者はこのサービスは好きだ。

※2024年補足:筆者は「レジェンズ」という設定にも言及している。『マンダロリアン』シリーズ等でより設定は変わっている。

スペースポートTHX1138※NEW
最後に到着するのは、スペースポートTHX1138。ちなみに、「THX1138」とはスターウォーズの生みの親、ジョージ・ルーカス監督の長編作品にちなんでいる。スターウォーズでは、いろんな場面で1138が登場します。

別の船にぶつかりそうになって、頭を引っ込めるR2-D2は珍しい演出で好き。
さらに、C-3POに宇宙船を奪われた?パイロットのAC-38が中央から怒って登場。
また、その右側ではピットドロイド3体がドタバタ(EP1から3バカと称されている)、左側ではEP3に登場するウータイが荷物と崩しており、見逃さないようにしよう。彼らは、宇宙船が出発する前にもいるので帰ってきた感が強い。ある意味、最も、ストーリーが輪となるオチである。

ウータイのさらに左側ではBB-8と同型のドロイドがいます。同時に楽しむのは限界があるので、何を見るか決めておくのが良いかもしれません。

また、「冒険はこりごり」というC-3POの伝統的台詞も聞き逃さないように。フォースと共にあらんことを!

おまけ. 世界観と特徴

■2015年までのバージョン
『スターツアーズザ・アドベンチャーズ・コンティニュー以下、スターツアーズ2』は、作品の時系列では『旧スターツアーズ』より過去の世界。さらに言うと、帝国の天下で、反乱軍が現れる時代。

旧スターツアーズ→EPISODE6後の世界
スターツアーズ2→EPISODE3とEPISODE4の間の世界

■2016年〜

上記設定は曖昧になり、時代はごちゃまぜに変わった
簡単に言うと、『スターウォーズ EPISODE7 フォースの覚醒』の世界観が追加された。

ダース・ヴェイダーが現役の時代に、EPISODE7の青年フィンが登場。
時代設定に矛盾が出ている。

■2017年12月〜
映画のキャンペーンでエピソード7以降の世界観のみ楽しめるように

■2018年3月以降〜
エピソード7以降の世界観と、エピソード3-4の世界観が混ざらないようになった

◇ファルコン号のアンテナの切り替わりに注目
1/8の確率でアンテナの切り替わりが見えるはずなので、注目して乗ろう
2018年3月までは、ルートによっては、ハン・ソロ船長が乗ったEPISODE4直前のミレニアム・ファルコン号が出た後で、フィンが乗るEPISODE7のミレニアム・ファルコン号が、連続して登場するとう事態が発生していた。この場合、乗っているキャラクターだけでなく、アンテナの形も違うのだ

▼こっちが、これまでの丸いアンテナ。帝国から逃げるときはこのアンテナ

▼こっちが、EPISODE7版四角いアンテナ。ジャクーに行くときはこれ

2024年補足:EPISODE9でアンテナの形状がまた丸くなる

おまけ2. フライト前までの通路を楽しもう

◇R2-D2とC-3PO
通路にてR2-D2C-3POのお喋りを楽しむことができます。彼らが整備しているのはスタースピーダー1000。『旧スターツアーズ』で彼らが整備していた船は、後の時代に作られるスタースピーダー3000です。つまり、時系列が異なるので、ひとつ前の世代の船を整備していることになる。声優は、日本版では吹き替えられるいるが、アンソニー・ダニエルス。

前作と異なり、フライト時に偶然ながらもC-3POがパイロットになることもポイント。折角ならゲストは、R2-D2やC-3POといった馴染みのキャラクターと旅をしたいはず。製作者の判断に感謝。

◇スターツアーズ・オリジナルキャラクター
アライ・サン・サン
ゲストを案内してくれるドロイド。通路の映像等で登場。EPISODE2でウェイトレスをしていたWA-7型の規格。名前は、声を担当したアシソン・ジャニーという名前を意識してルーカス卿が作った模様。

RX-24時系列上未来の『旧スターツアーズ』で、パイロットとして活躍するドロイド。

▼彼です

G2シリーズ『旧スターツアーズ』でせっせと働いていた、G2-4TG2-9Tの2体。この時代でも働いている模様。

AC-38本来運転するはずだったパイロットドロイド。

SK-Z38鳥型のドロイド

◇劇場版共通キャラクター
TK-421
EPISODE4に登場。デス・スターに侵入しようとするルーク・スカイウクォーカーらにやられるストーム・トルーパー帝国軍兵士。通路の台詞で登場。

◇通路やチュートリアル映像を楽しむのに覚えておきたい種族
宇宙戦に大量に乗り込んでくるエイリアンたち。ゲストが並ぶ通路での映像や、フライト前のチュートリアル映像で見かけることができる。映画の主要人物たち以外の知識も増やしてから行きたい人は、下記を覚えておくと良い。

モン・カラマリ人EPISODE6やEPISODE7に登場する反乱軍アクバーの水中種族。EPISODE3でアナキン・スカイウォーカーとパルパティーンとオペラハウスのダンサーとしても登場。かなり小さいけれど…。

▼この種族です

トワイレック人EPISODE6でジャバ・ザ・ハットの側近や奴隷として登場。星にこもった銀河でも見かけずらいエイリアンという設定でしたが、EPISODE1-3では議員からジェダイまで多数登場。美女が演じることが多いエイリアン種族になっています。頭に二つの触手が生えたエイリアンが見えたら、こいつだと思えば良い

ビス人EPISODE4やEPISODE6特別編、EPISODE1で音楽家として登場していたエイリアン。EPISODE2でも首都コルサントを徘徊していました。

パウアンEPISODE3でオビ・ワン=ケノービと、グリーバス将軍が戦った惑星ウタパウのエイリアン。ウタパウには種類のエイリアンがおり、チュートリアル映像に後ろの方に乗り込んでいるのは、支配層側のエイリアン。

ウータイパワフルな整備を見せてくれる。上記ウタパウには種類エイリアンの内のもう一つの種族。

パスシヒップ口付近の3本の触覚が特徴の像のようなエイリアン。シルエットを覚えておけばよいです。

◇通路やチュートリアル映像を楽しむのに覚えておきたいドロイド型番

カムドロイド新三部作で元老院の映像記録を行っていたドロイド。

▼この議長の横にいるドロイド

ピッドドロイドポッドレースのピットで整備をしていたドロイド。ポッド以外の船の整備も担当。映画上、道化役のドロイドでもある。

◇意識したいコスチューム
登場するエイリアン及び人間のコスチュームは、上級階層の服が多い。具体的には、EPISODE3で首都惑星コルサントでオペラハウスあたりを出入りしていそうな服。通路上映映像の中で、本ツアーは以前よりも優雅であると言っているので、その設定に合わせているのかもしれません。個人的には、『旧スターツアーズ』のガヤガヤした感じも好きですが。

◇チュートリアル映像
新調された、フライト前のチュートリアル映像。上記に述べたキャラクターらも何体か登場。その他の注目点を挙げておく。

注目『旧スターツアーズ』チュートリアル同様、チューバッカが登場していること。

注目イウォークの人形が登場していること。この時代はまだ、イウォークは反乱軍に"発見"されておらず、宇宙船に乗り込んでいるのは不自然ということでしょうか。映像中は、銀河の外れにいそうなエイリアンは出てきません。EPISODE7の時代がアトラクションに混じったので、もうこの制約はないのですが…

[連絡1] コロナによる閉鎖後のパターンを反映。主に、映画『スカイウォーカーの夜明け』キャンペーンの縛り終了による更新が反映。レイルートなども増え、474ルートに。

[連絡2] 2018年3月の改変で588ルートから384ルートに1度減っています。なので、588と書いてあるサイトは多分、私が新規に計算した内容を反映していないです。。。ポイントは、EP3-4の世界観 と EP7以降の世界観が混ざらなくなった点。これにより、BB-8やジャクーに紐づくルートの数が無くなりました(例えば、 BB-8とヴェイダーは同じルートには現れません)。その後、『スカイウォーカーの夜明け』の更新があり、474ルートに。


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