運動神経とは・・・
こんにちは
いつの時代もよく聞く『運動神経』って一体何なんだろう?
この子は運動神経悪いね~
指導者の人も良く使っている言葉ではないでしょうか
たしかに大勢の子供たちを指導していると
何でもあっという間にできる「天才肌」の子は存在します
でも「天才肌」に思えるような子は稀です。
10人に1人いるかいないか・・・
一般的な子が8~9割、残りが運動が苦手な子です。
苦手な子の中にも本当に「運動ができない子」が存在します。
特に今の時代、小学校の運動会を見ても
「それ、走っているの?」と言いたくなる子が本当に多いです。
新型コロナウイルスの影響もあるでしょう。
一時期、体育の時間すら制限がかかった時がありましたから。
それでも「できる子」は存在していますから、一概にコロナのせいとは言い切れないですよね。
じゃ…
何が原因?
僕は指導者(先生も含む)だと思っています。
全ての指導者ではありませんよ。
僕も現役指導者なので、あえて言いますが
子供ができなかった時に指導を止めやすい言葉だと思います。
「この子は運動神経が悪いから」
「どんくさいから」
などと言ってしまえば、指導を終わらせる(諦める)ことができる。
これは大人でも同様、運動でなくても
子供はできるようになります!
指導者が諦めなければ。時間をかけてあげれば。
他の子も周りにいると思うので、その子たちの指導が疎かになってしまってはいけないので、つい時間や手間がかかる指導は「後回し」になる事が多いです。
僕も同じです。
そこは「サブコーチ」の出番です。
良い指導には必ず良いアシスタントコーチが存在します。
メインコーチは全体を見渡し、指導の流れを作らなければなりません。
全体に向けて練習メニューの構築をし、発信するのが仕事です。
「今から〇〇の練習するよ。やり方は・・・」とメインコーチが説明しても
すぐ理解できる子、何となくわかる子、全く理解できない子と分かれます。
アシスタントコーチはスピーカー役で「〇〇やるんだって、わかる?」と
確認し、わからない子に関してはアシスタントコーチが改めて説明をおこないます。
この流れの中で、理解できない子や運動の苦手な子をサポートしていきます。
子供は必ずできます!
時間が人より多めにかかるだけ
そこで「運動神経」で片づけない
同じ小学1年生でも4月生まれの子と3月生まれでは
ほぼ1年の差があります。
4月生まれは少し早く生まれれば2年生です。
3月生まれは少し遅く生まれれば幼稚園児です。
子供にとってこの差は大きい。勉強も同じです。
同じ教室では可哀そうに思える時もあります。
指導者のみなさん
あきらめないで!
できない子がいるのは指導者が教えていないだけ。
僕も途中で教えたくなくなる時もあるけれど・・・
未来の宝のために がんばりましょう