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昔の時は古蔵に(詩)

夜のハイウェイには

赤目玉のムカデが帰路を待ち

まばたきを繰り返す

いつしかの

電球色の香りは逃げ去り

日付の折り返しを通り過ぎる

東空は瑠璃色クリスタルに

昔の時は古蔵に

滴の足跡は

ミイラに変わる

ムカデは静まり返り

街灯の星たちが眠りにつく

街はカラーに波打ちはじめる




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