見出し画像

【詩】氷がきこえるところ

氷がきこえるところは

古ぼけた納屋の地切りに

軒下の瓶の感触にとろけ

ナイトメアな早朝の汗の涼しさ

やさしい風の冬に出会う時

プリズムが溶け出す点を刺し

凍てつくマジックアワーに匂いを覚え

芯から求める時分に現れる

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?