【詩】ゴールデンハーベストの宴
ギラギラお天道様を睨みすぎて
肌も大地もヒリヒリ赤黒く
蝉も疑心暗鬼にくたびれて
死にそびれ
そこに僅かな枯葉のにおい
温い間に鋭利な刃が走る
天を仰げば背はもう高く
気づけば火はもう居ない
急かされた大気は泣きっ面
たくさん泣きすぎて
涙がだばだば集まって
いつしか建物も壊す始末
銀の詩は姿を変え
天は蒼く滴をたれ
燃え盛りのやかましい親父は
山へ行き
ゴールデンハーベストの似合う
飛行機を追いかける童は
バタバタ倒れだす
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