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ペンスチ通信

新しくメンバーシップ「絵を描いて死ぬまで生きるために」を始めましたので、このマガジンは2024年いっぱいで終了する予定です。よろしければメンバーシップのほうに入会していただけると…
主に絵や仕事に関することを書いています。多くの記事を単体でもで販売しているのは、過去記事へのアクセ…
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#木内達朗

映画ポスターのイラストレーションなどについて質問に答えました

達朗さんの作品の哲学やアプローチを教えてください クライアントワークでありコミュニケーションであるイラストレーションということで語るならば、まず伝わることを目指しています。 伝わるとは、コンセプトや感情など目に見えないものではなく、花や花瓶や人や犬など、画面に描かれているものが大部分の人が見てすぐわかるという意味です。 そして、これがいつも自分で実現できているとは全然言えないのですが、伝わることを確保した上で、今まで誰も見たことのないような、一目見て息を飲むような構図だ

定期購読マガジン停止とメンバーシップ開始のご案内

細々と続けてきました定期購読マガジン「ペンスチ通信」を終了し、新しくメンバーシップ「絵を描いて死ぬまで生きるために」を始めることにしましたのでご案内です。 今まで購読してくださった皆様どうもありがとうございました。 定期購読マガジンからメンバーシップへと移行する理由は、定期購読マガジンは購読期間中に追加された記事だけが読める機能だったのに対し、メンバーシップは加入している限り過去の記事を含めた全記事が読み放題にできるからです。 定期購読マガジン「ペンスチ通信」もすぐに終

発想の実際 『DOGMAN』の場合

『枯れ葉』が映画のポスターでしたので、同じ映画に関連する例として『DOGMAN』について書いてみます。というのは、DOGMANのときは、完成形が見えずにスケッチブックやモニター上でああでもないこうでもないとやってなんとか形にするのとは違い、映画を見ている時に絵の最終形が頭の中に見えていたからです。

¥500

制作日誌231212

制作日誌231116に掲載した絵の続きです。 リキテックスでここまで描いてきました。この後、ジェルミディアムで筆のタッチをつけながら画面を塗り、下の絵全体をシールします。こうすることで、ジェルミディアムの作った筆跡の谷の部分に上から塗った絵の具が残るだろうと考えてのことです。それから黒の絵の具で全体を塗りつぶしました。

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制作日誌231126

個展に向けての制作にあたっては、普段あまりやらない実験的なこともいろいろ試しています。 今回はその中の一つを紹介します。

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NEW CLASSICS 2023展のお知らせ

2023年12月11日(月)〜12月20日(水)に開催予定のギャラリーハウス・マヤ企画展NEW CLASSICS 2023に参加しますので、お知らせです。 今回のテーマは「古典」とのことです。詳しくはマヤのサイトをご覧ください。 僕は下の作品で参加します。うちの犬はよくエリザベスカラーをしてますので、描いてみました。 この絵は最近研究しているリキテックスと油彩で描いたものです。以下に具体的な制作プロセスを載せてみました。

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制作日誌231116

11月ももう半分過ぎ、個展のための絵を焦って進めているところです。 小さい柴犬のシリーズは別として、他の新作は現在キャンバスに描きかけになっている分だけで、もうこれ以上新しいのは描けないと思います。 過去に展示したことある絵も2点含める予定です。未発表の新作(といってもインスタなどで見せてはいますが)は全部で7点、もしかしたら8点です。ちょっと少ない感じもしますが、絵がそれなりに大きいのでMAYA1の壁は埋まるでしょう。 MAYA2は仕事で描いたデジタル作品のキャンバス

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コンセプチュアル・イラストレーションにおけるクリシェの使用について

考えてみました。 まず、クリシェ(cliché)とは何かというと、使い古された陳腐な表現のことです。イラストレーションでいうと、例えばアイディアを表す電球、焦っている状態を表す額の汗などがそれに当たると思います。 コンセプチュアル・イラストレーションを考える際には、クリシェは避けて通れません。なぜならば非常によく伝わるからです。

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自分の絵はゴミでいい

別にネガティブな意味ではないです。むしろポジティブに言ってます(笑) 仕事で描くイラストレーションが全くのゴミではちょっと困るかもしれませんが、パーソナルワークはゴミでいいというか、ゴミである可能性が高いことは常に意識しています。

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梅原大吾『勝負論』を読んだ

YouTubeを見ているとたまに業界の本物の第一人者がやっているチャンネルに出会うことがあります。 ある日、そんな第一人者の一人であるテスタさんのチャンネルがオススメに出て来たので見ていました。テスタさんは著名な投資家です。 僕はある時期にけっこう本気で株をやっていたことがあります。チャートを分析してタイミングを割り出したりする作業は結構好きで、たまにうまく行くこともありましたが、結局はだいぶお金を失っただけで全く向いていませんでした。なので今はもうやってないのですが、そ

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テキスタイルのデザインをしました

テキスタイルデザインはぜひやってみたい仕事の一つでした。 これまでは全く依頼が無かったのですが、去年に続いて今年もTani JapanのUnderdogというチャリティシリーズでパターンをデザインしました。 in/out Puppiesというデザインで、ストライプの白と黒は、わたしたちの内面と外見が表裏一体であることを表し、そのどちらもが、その人の魅力であることを意味しています。 Taniのファブリックは本当に着心地が良くてオススメです。自分でも愛用しております。

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Google Doodle敬老の日

日本限定の表示でしたが、Google Doodleの敬老の日を描きました。Google DoodleというのはGoogleの検索ページのところに表示される小さいバナーのことです。 これまでに制作されたGoogle Doodleはここで見られます。僕が描いた敬老の日について詳しくはこちらです。 さて、ここからはラフスケッチを含めた制作プロセスなどを書いてみたいと思います。

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外国の仕事はどこから来るのか

たぶん今時の人はInstagramやBehance、ArtStationのようなところを見たクライアントから連絡が来て始まるのだと思います。 最近は英文で、仕事依頼のようなメールが頻繁に届きますが、本物かどうか疑わしいものが多いです。僕の印象では、メールに自分(僕)の名前が書かれていないものはだいたい詐欺だと思ってます。そういうものは内容も漠然としていることがほとんどです。 ただ、かなり具体的な依頼内容で、メール内に企業やプロジェクトのリンクが貼ってあり、見に行ってみると

¥100

Google Chromeのブラウザテーマの仕事

アジア太平洋諸島系アーティストとしてChromeブラウザのテーマを四種類制作しました。 まずこれは何かというと、Google Chromeにインストールして使う検索画面の壁紙のようなものです。 こちらからインストールできますので、よろしければ試してみてください。 このプロジェクトのGoogleによる詳しい説明はこちらにあります。 Chromeブラウザ用のテーマ・コレクションはGlobal Diversity Awareness月間にあたりAsian & Pacific