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京都大学中D1(教育学研究科・教育認知心理学) |多言語主義の視点から日本語教育につい…

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京都大学中D1(教育学研究科・教育認知心理学) |多言語主義の視点から日本語教育について研究している|サイト:https://kyattogallery.weebly.com/

最近の記事

日本語を勉強する外国人であり、また日本語教育を探求する研究者として学んだこと

このメールを受け取ったとき、すごく嬉しかった。 修士課程を修了するために2年間の深い学びと努力を重ねた後、初めて筆頭著者として論文が受理されたことは、自分が学者としての一歩を踏み出したという感覚を強く感じさせた。 この論文の出版にあたり、これまでの研究の道筋について考えを巡らせることにした。結局、18歳で高校を卒業し、脳神経外科医になろうと考えていた当時の私の目標は、明らかに時間とともに変わってきた。 本記事では、この道のりについて考察し、この研究がどのように生まれ、今

    • 第二言語を話しているとき、脳にはどのような影響があるのか?バイリンガルが言語スイッチングをどのように行い、脳が共活性化と抑制を同時にどのように利用している。

      友人との会話で、こんなことを言ったことがある。 「That is how you can decipher the 意味.」 日本語を話せない友人は、その「意味」という言葉が「meaning」を指しているとは全く気付かなかった。しかし、自然にその言葉が出てきてしまい、私は慌てて訂正しなければならなかった。 このような言語スイッチングは、多言語話者に共通する現象であり、特に日常的に複数の言語を切り替えて使っている場合に顕著に現れる。 研究室や家庭では日本語が共通言語だが

      • 曖昧な言語:日本語第二言語話者の問題

        キーツの有名なオードの最初のスタンザは、題名にもなっている壺に語りかける形で始まる。 ここで「still」の意味は何だろうか? これは一つの解釈に限らず、複数の意味がある。「still」は「動かない」という意味もあるが、「常に」や「絶えず」といった意味も含まれる。このような語彙の曖昧さは、読者に異なる解釈を想像させる余地を与える。 曖昧さはすべての言語に共通している。それは、発言の意図する意味が不明確であり、聞き手や読者が文脈を用いて複数の理解を導き出さなければならない

        • 日本で外国人であることの経験

          「どの国から来ましたか?英語を教えていらっしゃいますか?帰国したら何をする予定ですか?」 新しい人に会うたびによく聞かれる質問だ。 一度クラスメイトたちと(私はその年の唯一の外国人だった)レストランに行ったとき、私は日本語で友達に何かを言ったら、すぐ近くにいたシェフが驚いた顔をして私をじろじろ見た。 「え?日本語が話せますか?すごい!」 突然の質問攻めに、クラスメイトとの会話が中断されて、恥ずかしくなった。でも、このような変な経験は、日本にいる外国人にとってはよくある

        日本語を勉強する外国人であり、また日本語教育を探求する研究者として学んだこと

        • 第二言語を話しているとき、脳にはどのような影響があるのか?バイリンガルが言語スイッチングをどのように行い、脳が共活性化と抑制を同時にどのように利用している。

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        • 日本で外国人であることの経験

          新型コロナウイルス感染症流行下における私の留学経験について

          カタリナという京都の大学院を申し出る研究学生だけど、キャットと呼ぶといいよ。だが、まだ入国制限のより日本に国入できない。 2019年夏から、交換留学生として奈良教育大学に通った。その頃、日本語を勉強し始めたばかりだった。留学する前は恥ずかしがり屋だったけど、留学によって、自分がどういう人間かを理解できた。私は最初に、なんで日本に住んだことが好きかについて話したいと思う。 多くの経験をしたけど、お気に入りの経験は日常生活だった。電車に通りすがりの街の灯を見る、友達と一緒に神

          新型コロナウイルス感染症流行下における私の留学経験について